5歳のお誕生日、私の元へやってきたくまのぬいぐるみ。それは父からのお誕生日プレゼントでした。
当時の私には抱えるほど大きかったというそのぬいぐるみのことを、弟ができた!と喜び、家を移動する間中、片手でその子の手をひっぱりずるずる引きずっていたと母が笑いながら話してくれました。
そんな父から贈られた弟には、立派な役目があったんだとか。
実は、小学校1年生になるまでに、と私のひとり部屋を用意してくれていた両親。でも、両親の部屋から少し離れた自分の部屋でひとり寝るのを嫌がっていた私に、「ひとり寝」をさせるため、寂しくないようにプレゼントしてくれたんだそう。 |