私たちの身体は、中心部の体温が下がると眠気が強くなります。赤ちゃんや幼い子どもが眠くなると手足が熱くなるのは、体の中心部の熱を手足へと発散させることで、中心部の体温を下げようとしているから。大人でも同じメカニズムが働いています。暑い季節に寝苦しいのは、深部体温が十分に下がらず、寝つきが悪くなったり睡眠が浅くなったりするためです。深部体温を下げるには、寝室の環境が大切。室温は約26度、湿度は50%が理想的です。就寝前からエアコンなどで調整し、タイマーなどで寝ついてからも3時間くらいは理想の環境を保ちましょう。 |
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不眠の原因の多くは、ストレスによるものです。その日に溜まったストレスは、眠る前に解消しておきたいもの。リラックスするためには、ぬるめのお風呂に入ることがお勧めです。38〜40℃のお湯に20〜30分つかると、身体と心がほぐれてきます。手足の血行もよくなって、深部体温が下がりやすくなり、寝つきも良くなります。睡眠の質の向上のためには、お風呂は就寝の1時間くらい前に入ることがオススメです。そうすることで、お風呂で上げた体温が下がってくるタイミングで眠りにつくことができるのです。 |