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重い布団(ウェイトブランケット)の効果は?メリット・デメリットや選び方を解説

公開日:2022.10.06

更新日:2023.06.22

寝具 38,800 views

布団にもその人の好みが反映されます。中でも、重い布団、いわゆるウェイトブランケットは良い睡眠に効果的と言われています。その一方、ウェイトブランケットならではのデメリットもあるので、メリット・デメリットそれぞれを理解することも大切です。

今回はウェイトブランケットに関するメリット・デメリット、向いている人・向いていない人の情報をご紹介します。


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重い布団(ウェイトブランケット)の効果とは?

まずはウェイトブランケットがもたらすとされる効果についてご紹介します。

ウェイトブランケットの効果として真っ先に挙がるのは不安感が少なくなることです。これは、アメリカにあるクーリー・ディキンソン病院で実際に実験が行われ、被験者の内、63%が不安感が減少したという結果が出ました。この際に用いられたのが13.6キロのウェイトブランケット。台湾の大学病院では、歯の治療の際にウェイトブランケットを乗せたところ、不安感が少ないという結果がもたらされています。

不安感がなくなるというのは良い睡眠を得るために必要な要素と言えます。他にも効果はありますが、メリットの部分で改めてご紹介します。

重い布団(ウェイトブランケット)のメリット

ウェイトブランケットを利用することで不安感が減少する効果が科学的に実証されていますが、ここではそれ以外の効果・メリットについてご紹介します。

保温性が高い

ウェイトブランケットは重さを重視するため、一般的な布団と比べて厚みがあります。この厚みが保温性に効果を発揮し、熱を逃がさない仕様になっているのです。そのため、冬になると熱が逃げないので体が冷えることなく、ポカポカとした中で寝ることができます。寒すぎるとなかなか寝られないものですが、ウェイトブランケットであれば寒すぎず、かといって暑すぎない中で寝られます。

ブランケット 毛布

寝ている間に布団がずれるのを防げる

ウェイトブランケットは重いもので10キロぐらいあるので、そう簡単に寝返りだけで布団がずれることはありません。布団がずれると、エアコンなどをかけ続けて寝ている場合に体が冷えやすくなり体調不良の原因にもなりますが、ウェイトブランケットの場合はその心配が少なくなります。

安心感がある

人間は誰かにハグをされることでオキシトシンが分泌されやすくなるという研究結果が出ています。オキシトシンは快感に関するホルモンで、ストレスや不安感を減らします。ウェイトブランケットは全体的に重いため、抱きしめられているような感覚になりやすく、オキシトシンが分泌され、安心感につながるというわけです。ストレスを抱えている人ほどウェイトブランケットを使用した方がいいと言えます。

睡眠の質の向上が期待できる

スウェーデンにある睡眠研究所で、不眠症の人たちを対象に、ウェイトブランケットで寝てもらったところ、睡眠時間が伸び、夜中に寝返りなどの動きが減少することが明らかになりました。睡眠の質は睡眠時間などにも直結するため、睡眠時間が伸びて動きが減ったということは、それだけ睡眠の質が上がったことを意味します。


重い布団(ウェイトブランケット)のデメリット

ここまでウェイトブランケットのメリットについてご紹介してきましたが、次はデメリットについて紹介していきます。

干すのが大変

ウェイトブランケットは湿気を飛ばす必要があるため、定期的に干す必要がありますが、重量があるため注意して行う必要があります。

落下の危険を考慮して、物干し台を用意しようとしても、あまりにも重くてバランスがとれない恐れもあります。干すのに一苦労するのがウェイトブランケットの大きなデメリット・弱点と言えます。

毛布 干す

夏場は蒸れやすい

保温性が高いことがメリットになっていましたが、裏を返せば、夏場はその保温性が仇となる可能性があります。夏場は寝る時に汗をかいてしまって、布団の中が蒸れやすくなり、不快感が増す可能性があります。

保温性を確保しつつ通気性を求めるのはかなり困難なので、夏場は冷感のウェイトブランケットを別に用意するなど、対策が求められます。

慣れないうちは寝付きにくい

一般的な布団は材質によって異なるものの、軽いもので2キロ程度、重くても4キロ弱です。ウェイトブランケットはその数倍になるため、重みは確実に感じます。この重みが違和感となり、最初のうちはなかなか寝付きにくくなる可能性があります。旅行先で枕や布団が変わって寝られなくなる人がいますが、その原理は同じで、慣れないからそわそわして寝つきが悪くなるのです。ただし、慣れてしまえば違和感もなくなるので、最初のうちに違和感を感じてもしばらくは使ってみることをおすすめします。

重い布団(ウェイトブランケット)が向いている人

ここまでウェイトブランケットのメリット・デメリットをご紹介してきました。ここからはウェイトブランケットが向いている人について解説します。

密着感のある寝心地が好きな人

ウェイトブランケットは重さもあって、ピタッとフィットした状態になります。布団が軽いと簡単に動いてしまうので気になってしまうという人も、ウェイトブランケットであれば密着感があるので布団の動きを気にすることなくしっかりと寝ることができます。密着感のある寝心地が好きな人にとってウェイトブランケットはおすすめです。

寒がりな人

ウェイトブランケットのメリットは保温性があることで、冬であれば中がポカポカとしやすい分、寒がりな人も安心です。一方、夏場は夜通し冷房をかけて寝ている人もいるはずです。夏場に冷房をかけた状態で寝たいけれど、それでは寒すぎて寝られないという人も、ウェイトブランケットであれば安心です。夏用のウェイトブランケットもあるので、そちらと併用するのもいいでしょう。

毛布 ブランケット

重い布団(ウェイトブランケット)が向いていない人

ウェイトブランケットが向いていないかもしれない人の特徴についてもまとめました。

圧迫感が苦手な人

密着感があるのがウェイトブランケットのプラスの要素ですが、別の見方をすれば重さ・圧迫感があまり好きではない人や、息苦しいと感じる人もいます。このような人はウェイトブランケットのメリットよりも、圧迫感が苦手であるデメリットの方が大きくなってしまうのであまりおすすめできません。

呼吸器系の病気を患っている人や身体の弱い人

ウェイトブランケットの重さが悪影響を及ぼすケースがあります。呼吸器系の病気になっている方の場合、ウェイトブランケットの重さによる圧力で負荷がかかり、呼吸がしにくくなってしまう恐れがあります。また身体が弱い人も圧力がかかることで何かしらの悪影響が生じる可能性があるため、注意です。

マスク 呼吸 喉

小さいお子さんと一緒に寝ている人

ウェイトブランケットで一番気を付けるべきなのは、お子さんがいるケースです。ウェイトブランケットの重さは製品によってさまざまですが、中には10キロ以上のウェイトブランケットもあります。小さいお子さんからすれば自分と同じような重さのものが覆い被さるような形になるので、最悪の場合、呼吸困難で命を落とすケースもあります。現にカナダではウェイトブランケットを使用したお子さんが呼吸困難になってしまい、亡くなったというケースもあります。お子さんがいるご家庭では細心の注意を払うか、さほど重くないウェイトブランケットを使っていきましょう。

重い布団(ウェイトブランケット)を使う際の注意点

呼吸器系の病気を抱える人、小さなお子さんがいる家庭ではウェイトブランケットの使用に注意が必要ですが、他にもウェイトブランケットを使う際の注意点があります。

寝室を涼しくしてから使う

保温性が高いウェイトブランケットを使う以上、室温が高いと蒸れやすく、睡眠の質を著しく下げる恐れがあります。これを避けるには寝室を涼しい状態にしておいて、そこからウェイトブランケットを使うのがおすすめです。冬場であれば、起きる時に暖房がかかるようにタイマーをかけておき、寝る時に消してしまうのもおすすめです。暑くて寝れない状態を避けつつ、快適に利用できる環境を整えていきましょう。

エアコン タイマー

なるべく毎日使うようにする

今まで使っている布団とは重さが全く異なる布団なので、さすがにすぐには慣れないでしょう。しかし、人間は環境に順応しやすいので、毎日使っていれば自然と重さに慣れてくるはずです。慣れてしまえばウェイトブランケットのメリットを十分感じられるので、最初は慣れないとしてもまずは毎日使い続けることをおすすめします。

重い布団(ウェイトブランケット)の選び方

毎日利用するウェイトブランケットはどのように選んでいけばいいのか、その選び方をまとめました。

自分の体重の10~15%程度の重さのものを選ぶ

重ければ重いほどいいというものではなく、最適な重さが存在します。この場合の最適な重さは、「自分の体重の10~15%程度」です。体重60キロの人であれば6キロから9キロが適正の重さとなります。

体重計

通気性のよい素材を選ぶ

ウェイトブランケットのメリットであり、デメリットでもある保温性の高さですが、なるべく通気性のよい素材を選んでおくのがおすすめです。保温性を確保しつつも通気性がいいものを使えば、天日干しをすることで中にカビが生えることなく使用し続けることができます。通気性にこだわっているウェイトブランケットもあるので、1度チェックしてみましょう。

寝具専門店おすすめのウェイトブランケット

ハグラビ ウェイトブランケット

ハグラビ公式ストア

「ハグラビ」はSサイズで6.8kg、Mサイズで9.0kgとかなり重めのウェイトブランケットで「寝心地の向上」や「睡眠環境の改善」が期待できます。

夏面は接触冷感生地、冬面はフリース生地のリバーシブルタイプになっています。夏場はクーラーの効いた部屋で少しお腹にかけるブランケットとして、冬場は普段お使いの毛布や布団の上に掛けて使うことができるので、オールシーズン活躍するブランケットです。

密着感のある寝心地が好みの方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回はウェイトブランケットについてご紹介してきました。まるでハグされたかのように自分を包み込んでくれるウェイトブランケット。睡眠の質を高めたい人にとってはなくてはならないアイテムと言えるでしょう。呼吸器系の病気がある人などは細心の注意を払うべきですが、重さなどをチェックしておけば誰でも簡単に利用できるので、 自分の体重の10~15%程度を目安に探してみるようにしましょう 。

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寝具専門店おすすめのマットレス

NERUSIA高弾性ウレタンマットレス

NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。

業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。

キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。

雲のやすらぎプレミアムマットレス

「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。

まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。

寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。

NELLマットレス

「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。

商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

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