公開日:2023.04.18
更新日:2024.11.29
目次
高反発マットレスは適度な反発力で寝ている時の寝姿勢を整えてくれたり寝返りをサポートしてくれるので、今使っているマットレスが身体に合わなかったり、肩こりや腰痛に悩んでいる方には大変おすすめなマットレスになります。
しかし、様々なメーカーが高反発マットレスを販売しており、使われている素材や硬さ、形状なども異なるためどれが自分に合っているのか分からないといった方も多いのではないでしょうか?
この記事では、高反発マットレスの特徴や低反発マットレス・コイルマットレスとの違いなどについて詳しく解説していきます。
高反発マットレスの選び方のポイントやおすすめ商品も紹介していますので、ぜひ購入の参考にしてみてください。
※解説部分がかなり長くなっているので、「とりあえずおすすめ商品を知りたい!」という方はこちらのリンクからおすすめ商品ブロックまで飛んでくださいね。
※当サイトで紹介している商品の中には一部アフィリエイト広告を利用しているものがあります。
高反発マットレスとはその名の通り「反発力の高い」マットレスのことを言い、手でマットレスを押して離した瞬間にすぐ元の形状に戻るのが特徴です。
低反発マットレスが「柔らめ」の印象なので、高反発マットレスと聞くとなんとなく「硬め」のマットレスという印象を持たれる方も多いかもしれませんが、実際は硬さは関係なく跳ね返す力が強いかどうかがポイントになります。
そのため、触り心地は柔らかいけど抑えた手を離すとすぐに元に戻るマットレスも数多く存在しています。
ここでは、高反発マットレスを開発している代表的なメーカーをいくつか紹介していきます。
「マニフレックス」は創業60年以上の歴史があるイタリアの寝具ブランドです。世界最大規模のブランドで現在99ヶ国以上に輸出され、世界中の人たちに愛されています。
最大の特徴は独自開発の高反発フォーム「エリオセル®」で、適度な反発力が身体をしっかりと支えて体圧を分散してくれます。
この素材はドイツの検査機関「LGA GERMANY」の厳しい耐久性テストをクリアしており、マットレスで10年、枕で3年というマットレスや枕ではかなり珍しい長期の保証を実現しています。
最近では抗ウイルス・抗菌技術を用いた寝具の開発なども積極的に行っています。
エアウィーヴは日本の総合寝具メーカーで独自素材の「エアファイバー®」を使用したベッドマットレスやマットレスパッド、敷布団などが有名です。
スケート選手を広告に起用しているので、CMやウェブ広告などで一度は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
高い復元性と体圧分散性、通気性が特徴で、マットレス本体を丸洗いできる商品もあるので、常に清潔に使うことが出来ます。
高反発マットレスと低反発マットレスの大きな違いは反発力で、押したときにすぐ元に戻るのが高反発、ゆっくりと元の形状に戻るのが低反発となります。
低反発マットレスは手で押さえた時にこちらの画像のように、しばらく手形がマットレスに残ったままの状態になります。
もう少し詳しく説明をすると「JIS規格」の「反発弾性」によって高反発か低反発かの区別がされており、反発弾性が15%未満のものを低反発、50%以上のものを高反発と呼んでいます。
低反発マットレスはフィット感の高い寝心地が特徴で、高反発マットレスは寝返りをサポートしてくれるのが特徴です。
ここからは、それぞれのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
一般的に理想的な寝姿勢は「背骨がゆるやかなS字カーブを描いていること」と言われています。高反発マットレスは適度な反発力があり、体圧分散性にも優れているため、寝ている時の寝姿勢をキープしやすいという特長があります。
高反発マットレスは手で押さえた時にすぐに戻るほど反発力が高く、身体を下から押し返してくれるため、寝返りをうつときにサポートしてくれるというメリットがあります。寝返りは寝ている時に身体の一ヶ所に負担が集中するのを防いでくれる役割があるので、寝起きの肩凝りや腰痛に悩んでいる人におすすめです。
素材の品質や使用方法によっても変わってくるので一概には言えませんが、高反発マットレスの寿命は約5~10年程度と言われており、マットレスの中では比較的寿命が長い部類になります。高反発ウレタンマットレスを選ぶ際には、へたりにくいものを選べば長く使うことができるのでおすすめです。
高反発のファイバーマットレスは通気性に優れているため夏場は快適に過ごすことが出来ますが、冬場には寒さを感じやすいというデメリットがあります。
寒がりの方などは毛布や布団で防寒対策を行って寒さを軽減するようにしましょう。
逆に高反発のウレタンマットレスは通気性があまりよくないため、夏場の蒸れを感じやすくなります。表面が凹凸状になっているウレタンマットレスなら身体とマットレスが密着するのを防ぐことができ、比較的蒸れにくくなるのでおすすめです。
低反発マットレスの最大の魅力はフィット感の高さによる身体を包み込んでくれるような寝心地です。沈み込みが大きいため、横向きに寝た時の肩部分の窮屈さを軽減してくれるというメリットがあります。
反発力が低く手で押さえてもゆっくりと元に戻ってくれるので、寝ている時の寝返りによる振動がパートナーに伝わりにくいのも低反発マットレスのメリットです。二人で並んで寝ることが多い方はお互いの眠りを妨げる心配がないのでおすすめです。
低反発マットレスはそのフィット感の高さから身体とマットレスが密着してしまい、寝ている間に蒸れを感じやすいというデメリットがあります。蒸れが気になる方は、綿や麻素材のボックスシーツを使用することで蒸れを軽減できるかもしれません。
また、湿気によりマットレスがかびてしまうのを防ぐために、定期的にマットレスを立てかけるなどのお手入れをするようにしましょう。
低反発マットレスは荷重のかかりやすい頭や腰部分がどうしてもへたりやすくなってしまいます。高反発マットレスと比較すると寿命が短い傾向にあるので、少しでも長持ちさせるために、定期的にマットレスの上下や裏表を入れ替えるローテーションを行うようにしましょう。
沈み込みが大きい低反発マットレスは、寝返りがうちづらくなってしまうというデメリットもあります。寝返りがうてず、同じ姿勢が長時間続くことによって肩や腰が痛くなってしまう可能性もあります。
ただし、寝返りが多すぎて夜目が覚めてしまうといった悩みがある方にとっては寝返りの回数を軽減する効果があるのでおすすめです。
小さな袋にコイルが一つずつ包まれた状態のものをポケットコイルと呼び、そのポケットコイルを敷き詰めたマットレスをポケットコイルマットレスと呼びます。
ポケットコイルマットレスはそれぞれのコイルが独立しており、身体を点で支えるため体圧分散性が高いという特徴があります。
一つ一つのコイルが独立しているため、寝返りをうった際の振動が伝わりにくいというメリットもあります。
ポケットコイルの並べ方によって寝心地が変わるのも特徴のひとつで、縦横に同じ数のコイルを並行に並べていく「並行配列」とコイルをすき間を埋めるように並べる「交互配列」に分けられます。
「並行配列」はソフトな寝心地に、「交互配列」はしっかりとしたハードな寝心地になります。
ボンネルコイルは間隔をあけて並べたコイルをワイヤーで連結させた構造になっており、身体を面で支えてくれるのが特徴です。一つ一つのコイルが袋に包まれているポケットコイルと比べて通気性に優れています。最終的な寝心地はコイルの上にある詰め物の素材などによって変わってきますが、ボンネルコイルだけで考えると硬めの寝心地になることが多いです。
コイルが連結されているため、寝返りをうった際の振動がパートナーに伝わりやすくなるため、二人以上で寝ることが多い場合はポケットコイルマットレスの方がおすすめです。
高密度連続スプリングマットレスは、一列に繋がったコイルを高密度で編み込んで作られるマットレスです。コイルマットレスの中では最も耐久性が高く、通気性の良さと寝返りのしやすさが特徴です。
一方、ウレタンやファイバー素材のマットレスと比べてかなり重くなってしまうので、マットレスを運ぶ際には大変になってきます。また、処分する際も大変で、自治体によっては指定の場所まで自力で運ばなければならないケースもあります。
ここからは高反発ウレタンマットレスを選ぶ際に見るべき数値やポイントについて詳しく解説していきます。
高反発ウレタンマットレスの耐久性を知るための目安として密度(D)という要素があります。Dという単位は密度を英語にしたときの「Density」の頭文字から来ています。
この密度(D)の数値が高くなるほど耐久性が増すので、なるべく密度の高いウレタンマットレスを選ぶようにしましょう。
ただし、一般的には密度が高くなるほど値段も高くなってくるので、予算やマットレスの使い方などを考慮して選ぶことが大切です。
密度 | 寿命 |
25D前後 | 3~5年 |
30D前後 | 5~8年 |
40D前後 | 8~10年 |
50D前後 | 10年以上 |
密度30D以上のマットレスであればへたりにくく耐久性のあるマットレスと言えるかと思います。逆に密度50D前後のものは耐久性としては申し分ないですが、30〜40Dもあれば十分なレベルなので、50Dほどの耐久性は必要ないかもしれません。
復元率とは「マットレスを一定の回数押した際に、どれくらい元の形状に戻っているかを示す数値」になります(ウレタンマットレスの場合、この復元率は表示義務があります)。
復元率は、一般的にJIS基準で定められている80,000回の圧縮試験を行って算出します。
例えば、復元率が95%のウレタンマットレスの場合は、80,000回寝返りをうったら5%のへたりが発生するという意味になります。
1日の平均的な寝返り回数を24回とするとおよそ9年使った場合のへたりと考えることが出来ます。
高品質で長く使うことが出来るウレタンマットレスを選びたいなら復元率96%以上のマットレスを選ぶと安心です。
高反発ウレタンマットレスの表面には、平面になっているものと卵のケースのような凹凸構造になっているものの2種類があります。
凹凸構造のことをプロファイル加工と呼ぶこともあり、一般的にはこのプロファイル加工がされているマットレスの方がソフトで柔らかめの寝心地になります。
プロファイル加工のメリットは通気性が良いという点と体圧分散性がアップするという点です。
ウレタンマットレスは通気性がよくないという欠点がありますが、プロファイル加工によってウレタンと身体の間にすき間が出来て熱が逃げやすくなり通気性がアップします。
また、凹凸部分が身体を点で支えることにより、体圧を適切に分散することが出来ます。
一方で、耐久性が少し低くなってしまったり、人によっては凹凸部分が身体に当たる感触が気になってしまうといったデメリットもあります。
また、片面だけプロファイル加工がされているマットレスの場合は裏表のローテーションが出来なくなってしまうので注意が必要です。
平面になっているものは価格がそれほど高くない商品が多いので、寝心地よりも値段を優先する場合は平面、多少価格が高くなっても寝心地を優先したい場合はプロファイル加工のものを選ぶのがおすすめです。
ニュートン(N)は硬さを表す単位で、この値が高くなるほど硬めの寝心地のマットレスになります。
ウレタンマットレスのニュートンに関しては消費者庁により下記のような定義が決まっています。
ただし、こちらの数値に関してはあくまで消費者庁の定める目安であって、定義上では硬めに分類されていても実際は柔らかく感じるケースもあるので注意をしましょう。
実際、腰対策マットレスとして有名な「モットンマットレス」は3種類の硬さを選ぶことが出来ますが、「柔らかめが140N」「レギュラーが170N」「硬めが280N」とされており、消費者庁の定める目安とかなり離れていることが分かります。
個人的にも消費者庁が硬めと定める110Nは少し柔らかいと感じます。
とはいえ、基本的には柔らかめの寝心地が好きな方はニュートン数の低いもの、硬めの寝心地が好きな方はニュートン数の高いものを選べば間違いありません。
自分に合った硬さが分からないという方のために自分の体重とおすすめの硬さの関係をまとめているので、一つの参考にしてもらえたらと思います。
体重 | おすすめの硬さ(N) |
50kg以下 | 100~150N |
50~80kg | 150~180N |
80~100kg | 180~200N |
100kg以上 | 200N~ |
ここからは高反発ファイバーマットレスを選ぶ際に見るべき数値やポイントについて詳しく解説していきます。
ファイバーマットレスは、ファイバー素材で作られたマットレスで、ポリエチレンが原料のものとポリエステルが原料のものがあります。
熱に対する耐性はポリエチレン素材の方が低く、ポリエステル素材の方が高くなっています。そのため、電気毛布や布団乾燥機といったものを使用する場合はポリエステル素材のファイバーマットレスを購入することをおすすめします。
ただし、どれくらいの温度まで大丈夫かは商品によって異なるため、熱を発する製品を使用する際には必ず公式サイトを確認するか、マットレスメーカーに問い合わせるようにしましょう。
ポリエチレン素材の高反発ファイバーマットレスは中が空洞になっていないため、一般的にはへたりにくくなっています。一方、ポリエステル素材のものは、中が空洞になっている場合が多く、軽くなるというメリットがありますがその分へたりやすくなってしまいます。
ファイバーマットレスは使っているうちに端部分の素材が切れてしまうというデメリットがあります。このデメリットを無くすために端部分を固める加工がされている商品もありますが、手間がかかる分価格は高くなる傾向にあります。耐久性を重視する場合はこういった加工がされている商品を選ぶようにしましょう。
ファイバー素材は、素材同士が絡み合った構造になっているため、寝返りをうった際などにどうしてもミシミシという音が鳴ってしまいます。ポリエチレン素材のファイバーマットレスの場合は、この音が小さくなる傾向にあります。ポリエステル素材のファイバーマットレスは音が多少大きめになるので、寝ている時に音が気になるのが嫌という方は、ポリエチレン素材を選ぶのがおすすめです。
高反発マットレスの中には、マットレスが複数のブロックに分かれていて折りたたむことが出来るものがあります。折りたたみマットレスの最大のメリットは、日中使わないときに押し入れなどに収納できるという点で、部屋を広く使いたい方におすすめです。
ただし、折り目があるため寝ている時にその部分に身体が当たるのが気になる方もいるかと思います。
日中マットレスを収納しておきたい、持ち運んで使いたい、サブで使うためのマットレスを探しているという方は折りたたみマットレスを、寝心地を優先したいという方は1枚ものの高反発マットレスを選ぶようにしましょう。
マットレスは決して安い買い物ではないため、「買ってみてから失敗した!」となるのはなるべく避けたいかと思います。実際にショールーム等で試してみればなんとなくの寝心地や触り心地は分かりますが、数分しか試すことが出来ませんし、「ショールームに訪れた時は私服で寝る時はパジャマ」といった微妙な違いなどから、実際には数日寝てみないと本当に自分に合っているかの判断はつかないものです。
その点、無料のお試し期間があるマットレスであれば、実際に自分の家で使ってみて合わなかったら返品するといったことができるので、失敗するリスクがかなり低くなります。
ただし、商品代金は無料になるけど送料は負担しなければならないなどメーカーによってお試し期間のルールが微妙に違うので、注文前にしっかりと内容を確認するようにしましょう。
高反発マットレスの寝心地を決めるうえで、層構造になっているかは重要なポイントになります。例えば、身体が直接触れる表面の層は柔らかめでその下に硬めの層があるといった構造が挙げられます。全てが柔らかいマットレスだと安定感が無くなってしまいますし、全てが硬いマットレスだと寝心地が良くないことが多くなってしまいます。
何層構造にするか、それぞれの層にどういった硬さの素材を使うか等はメーカーによって異なるため、自分に合った構造のものをしっかりと見極めることが大切です。
また、中にはマットレスの中材自体は層構造になっていないものの、マットレスを包む側生地に詰め物を入れて寝心地を良くしている商品もあります。
マットレスを使っていると、普通の使い方をしていたにもかかわらず想定より早くへたってしまったということも起こります。そういったときに「〇年保証」などがついている商品だと無料で新品と交換してくれることがあるので安心です。
ただし、あくまで普通の使い方をしていて想定以上のへたりが発生した場合の話で、マットレスの上に重い荷物を長時間置いていた、飛び跳ねて遊んでいたといったケースは保証の対象外になることが多いので注意が必要です。
マットレスを長持ちさせるためには定期的なローテーションが必須になります。ローテーションとはマットレスの上下や裏表を定期的に入れ替えてマットレスの同じ部分に荷重が集中するのを防ぐことを言います。
上下や裏表の区別がなければ全部で4パターンのローテーションが出来るのでマットレスのへたりをかなり抑えることが出来ます。逆に全くローテーション出来ないマットレスは一度へたってしまうと寝心地を回復させることが難しいので、最低限上下か裏表どちらかのローテーションが出来るマットレスがおすすめです。
基本的にマットレスは使わないときはなるべく立てかけて湿気を飛ばした方がいいため、取扱いのしやすいマットレスを選ぶのも重要なポイントです。
軽いマットレスや折りたたみマットレスであれば、それほど苦労することなく立てかけることが出来るのでおすすめです。
マットレス自体を清潔に使うことが出来るかどうかも重要なポイントです。高反発ウレタンマットレスは基本的にマットレス本体を水洗いすることはできませんが、高反発ファイバーマットレスであれば水洗い可能な商品が多いので、丸洗いしたい方はファイバー素材のマットレスを選ぶようにしましょう。
また、マットレス本体に防ダニ加工や抗菌防臭加工がついていると清潔に使用することが出来るため、お肌の弱い方や赤ちゃんと一緒に寝る方などはこういった加工がされている商品を検討してみてください。
高反発ウレタンマットレスは厚みが数cmの商品もあれば30cm以上の商品もあります。厚みが数cmのものは薄すぎて単体で使うと底付き感があるため、基本的には今使っているマットレスの上に載せて使うことをおすすめします。
マットレスの柔らかさや体型にもよりますが、厚みが10cm以上のマットレスを選べば底付き感はほとんど感じずに使用することが出来るかと思います。
ただし、自分に合ったマットレスの厚みは、仰向け寝が多いか横向き寝が多いかによっても変わってきます。一般的には横向き寝の方が肩や腰部分の沈み込みが大きくなるため底付きを感じやすくなります。
そのため、体格がしっかりしている方で横向き寝がメインの方は厚み15cm以上のマットレスを検討することをおすすめします。
高反発マットレスを検討しているけど、予算があまりないといった方はマットレストッパーの購入がおすすめです。マットレストッパーは今使っているマットレスの上に敷いて寝心地を改善するためのアイテムで、マットレス本体を購入するよりも安く済むケースが多いです。手軽に高反発マットレスの寝心地に変えることが出来るので、今使っているマットレスの寝心地が悪くなってきたと感じる方は検討してみてはいかがでしょうか。
下記のような項目に該当する人には高反発マットレスはおすすめです。
高反発マットレスは適度な寝返りをサポートしてくれるため、寝返りの回数が少なかったり寝返りを打つのが苦手な人におすすめです。
寝返りの回数が少ないと腰痛や肩こりといった症状を引き起こす可能性があります。また、血流が悪くなることにより、寝起きにだるさを感じたり、前日の疲れが取れないといったこともあります。
身体の不調に関しては原因が様々であるため、確実に効果があると断定することは出来ませんが、高反発マットレスを使用することでこういった症状が改善する可能性があるため、気になる方は購入を検討してみてもいいのではないかと思います。
寝返りが少なかったりフィット感のある低反発マットレスを使用している場合、身体とマットレスが密着し続けることで、蒸れによる寝苦しさを感じることがあります。特に夏場などは寝苦しさを感じやすい傾向にあるので、寝返りが打ちやすく温度調整のしやすい高反発マットレスを使用することで、寝苦しさを軽減できる可能性があります。
一方で、下記のような項目に該当する人には高反発マットレスはあまりおすすめできません。
高反発マットレスは、ふかふかしたフィット感のある寝心地が好みの人にとってはあまり合わない可能性があります。ただし、フィット感を求めすぎると寝返りが打ちづらくなったり寝姿勢が崩れてしまう可能性もあるため、高反発で柔らかい素材を使用しているマットレスか、高反発素材の上に柔らかい素材を重ねた多層構造になっているマットレスを選ぶことをおすすめします。
肩幅のある人が反発力が高い硬めのマットレスに横向きで寝ると、肩部分に圧迫感を感じる可能性があります。その場合は、肩部分だけ反発力が低かったり柔らかい構造になっているマットレスや、先ほどお伝えしたような高反発素材の上に柔らかい素材を重ねた多層構造になっているマットレスを選ぶことをおすすめします。
高反発マットレスを買い替えるタイミングとして一番わかりやすいのはへたりが出てきているかどうかです。特に頭から肩にかけての部分や腰部分はへたりが生じやすい箇所になるので、こういった箇所にへたりが出てきて寝心地が悪くなったと感じる場合は買い替えのタイミングと言えます。
寝起きに身体の痛みを感じるようになった場合もマットレスの買い替えの目安になります。
また、ウレタンマットレスの場合、湿気を放置することでマットレスやカバーにカビが発生することがありますが、カビを放置してしまうと健康被害の原因になってしまうので、なるべく早めに買い替えをするようにしましょう。
高反発マットレスを毎日使っていると身体の沈み込みが大きい肩や腰部分に負担が集中してマットレスにへたりが生じて来てしまいます。そのへたりが集中するのをなるべく防ぐために、マットレスの上下や裏表を変えるローテーションという作業がとても大切になってきます。2~3ヶ月に一回でもいいので、定期的にローテーションを行うことで、マットレスを長い期間使うことができるようになります。
マットレスは基本的に単体で使うのではなくボックスシーツや敷きパッドと一緒に使うことが推奨されています。寝ている間にかいた汗や皮脂汚れなどが直接マットレスについてしまうとマットレスの寿命を縮めることになってしまいます。特に高反発ウレタンマットレスなどは水洗いすることが出来ないので、汚れの付着を防ぐためにも必ずボックスシーツや敷パッドを併用するようにしましょう。
ベッドの上にマットレスプロテクターやベッドパッド、その上にボックスシーツ、さらにその上の肌が直接触れる部分に敷きパッドを敷くという形が理想ですが、全て揃えるのは大変だと思うので、最低限ボックスシーツと敷きパッドだけでも使うようにしましょう。
ここでは、高反発マットレスと一緒に使った方がいい寝具をいくつか紹介していきます。
敷きパッドはマットレスやボックスシーツの上に敷いて使用するもので、マットレスの寝心地を改善する役割があります。綿100%の肌触りの良い生地や夏におすすめな接触冷感生地、冬におすすめなマイクロファイバー生地など様々な種類があり、季節に応じて使い分けることで快適な睡眠環境にすることができます。
ベッドパッドと一緒にされてしまいがちですが、ベッドパッドはマットレスを守るのが主な目的、敷きパッドは寝心地を良くするのが主な目的となります。
ベッドパッドはマットレスの上に敷いて使用するもので、マットレスを汚れや傷みから保護する役割があります。
マットレスは洗えないものが多いので、汗や汚れから守ってくれるベッドパッドが必需品です。
後述するボックスシーツと組み合わせて使用することで、よりマットレスの寿命を延ばすことが出来ます。
ボックスシーツはマットレスとベッドパッドを包むために使うシーツで、寝ている間にマットレスからベッドパッドが外れてしまったり、ズレてしまうのを防いでくれます。
また、ボックスシーツとベッドパッドで汚れを防ぐことで、より長く使用することができます。
綿や麻、タオル地など様々な素材のボックスシーツがあり、素材ごとの寝心地や肌触りも快眠につながる大きなポイントになります。
除湿シートはマットレスや寝具に溜まってしまう湿気を吸収してくれるアイテムです。人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われており、その汗がマットレス内部に溜まった状態で放置してしまうとカビが生えてしまったり嫌なにおいの原因になってしまいます。
特に高反発ウレタンマットレスを床に直接敷いて使う場合は湿気が溜まりやすくなっているのでマットレスと床の間に除湿シートを敷いて、湿気が溜まらないように工夫することが大切です。
高反発マットレスの購入を検討している際に色々な商品を目にするかと思いますが、ほとんどのマットレス商品ページに「体圧分散性」という言葉が出てくるのではないでしょうか。体圧分散性は確かに質の良い睡眠をとる上で大切なポイントになりますが、必ずしも高ければいいという訳ではないので注意が必要です。
例えば、体圧分散性が高くても柔らかすぎるマットレスだと身体が沈み込み過ぎて寝姿勢が崩れてしまったり寝返りがうちにくくなってしまいます。また、身体との密着度が高くなってしまい、ムレや寝苦しさの原因になってしまう可能性もあります。
高反発マットレスを選ぶ際には体圧分散性だけでなく、硬さや通気性といった色々な要素と合わせて選ぶようにしましょう。
ここからは一般的なマットレスのサイズの特徴とそれぞれのサイズがどういった方におすすめかについて解説していきます。
高反発マットレスのサイズを選ぶ際の参考にしてみてください。
サイズ | 横幅×長さ | 推奨人数 |
シングル | 約97×195cm | 1人 |
セミダブル | 約120×195cm | 1人 |
ダブル | 約140×195cm | 1~2人 |
クイーン | 約160×195cm | 2人 |
キング | 約180×195cm | 2~3人 |
一般的なマットレスのサイズの目安はこのようになっています。メーカーや商品によって多少異なるので、正確なサイズに関しては商品の仕様を確認するようにしましょう。
シングルサイズは6畳以下のワンルームに住んでいる方や一人暮らしの方などにおすすめのサイズです。
横幅が97cmしかないので搬入がしやすく、お引越しや模様替えの際でも移動の手間がそれほどかからないというメリットがあります。
また、マットレスの中ではもっとも一般的なサイズのため、商品の種類が豊富でボックスシーツや敷きパッドといった周辺アイテムが選びやすいこともメリットと言えます。
ただし、小柄な方であれば不自由なく使用することが出来ますが、大柄な方にとっては少し物足りなく感じてしまう可能性もあります。寝ている時窮屈さを感じないためには、肩の両側に「30cm」のスペースが必要と言われているため、一人でゆったりと眠りたい方はセミダブル以上のサイズを検討することをおすすめします。
セミダブルサイズはシングルサイズよりも横幅が20cmほど大きくなっているため、寝返りをうってもマットレスから落ちてしまう心配がありません。
横幅140cmのダブルサイズよりもコンパクトなので、お部屋を広く使いたいけど寝心地も重視したいという方におすすめのサイズです。
実際、ベッド・寝具の専門店であるビーナスベッドも、ショールームでお客様にご案内する際にはこのセミダブルサイズをおすすめしています。
セミダブルサイズもシングルサイズと同様に一般的なマットレスのサイズになるので、周辺アイテムの種類も比較的豊富です。
ダブルサイズは高級ホテルのように一人でゆったりとくつろぎたいという方におすすめのマットレスサイズになります。
横幅が大きいので寝心地はよくなりますが、その分マットレスを立てかけたり移動したりする際には少し大変になります。
二人で眠ることも可能なサイズですが、寝返りをうつには少し窮屈なサイズになるため、二人でゆったりと眠りたいという方はクイーンサイズ以上のマットレスを検討しましょう。
クイーンサイズはシングルサイズと比べて1.5倍以上の横幅になっており、大人二人でもゆったりと眠ることができるため、お部屋のサイズに余裕があって二人でストレスなく眠りたいという方におすすめです。
お部屋のサイズによっては、ベッド・マットレス以外の家具を置くことが難しくなることもあるので、事前にレイアウトを考えておくようにしましょう。
クイーンサイズ以上は一般的なマットレスのサイズではなくなってくるので、商品によってはクイーンサイズが用意されていないといったこともあります。ボックスシーツや敷きパッドといった周辺アイテムも限られてくるのでその点は注意が必要です。
キングサイズはマットレス単体では一番大きなサイズで、お子様と一緒に3人でゆったりと眠りたいという方におすすめのサイズです。
横幅が180cmもあり重さもそれなりにある商品が多いので、搬入や移動の際はかなり大変になってきます。圧縮されているマットレスなら搬入の問題はそれほどないかと思いますが、圧縮されていない場合は搬入経路を事前に確認しておく必要があります。
マットレスによっては横幅90cmのものを2枚並べて180cmにしている商品もあるので、こういったマットレスを選べば搬入や移動が楽になるのでおすすめです。
家族みんなで一緒に眠るためにクイーンサイズやキングサイズといった大きいサイズのマットレスを検討しているけど、大きいサイズのマットレスは搬入や移動の手間、日常的なメンテナンスの大変さから中々購入に踏み切れないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方にはシングルサイズやセミダブルサイズのマットレスを2枚並べて使用することをおすすめします。
シングルサイズのマットレスを2枚並べれば横幅約194cmのマットレスに、セミダブルサイズのマットレスを2枚並べれば横幅約240cmのマットレスになります。いずれもキングサイズよりも大きくなりますが、マットレス自体は小さいサイズのため、搬入や移動の大変さがそれほどないため、寝心地と便利さの良いとこどりをすることが可能です。
また、将来的に別々の部屋でマットレスを使うといったシーンにも対応することができます。
マットレスを2枚並べた時のすき間が気になるといった方は、すき間スペーサーやマットレス固定ベルト、大きいサイズの敷パッド等を使用することで、すき間の違和感を軽減することが出来るのでおすすめです。
ここからは寝具専門店ビーナスベッドがおすすめする高反発マットレスを紹介していきます。実際にいくつか商品を試したうえで選定しているので高反発マットレスの購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
今お使いのマットレスの上に重ねてトッパーとしての利用もおすすめです。
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venusbed
高反発マットレス「モットン」は日本人の体形に合わせて研究開発されたマットレスで、 「腰が重く寝不足が続く」「夜に何度も目が覚める」「寝返りをうてない」といった方におすすめです。
自然な寝返りをサポートする反発力と優れた体圧分散性が特長で、通気性が良く蒸れにくいので快適な寝心地を実現しています。また、3タイプの硬さが用意されているので、自分の体重や好みに合わせて硬さを選べるのも嬉しいポイントです。
返金保証期間内であれば修理保証がついているので、通常使用の範囲内での故障については修理代金がかからず、 90日間のお試し期間もあるので、安心して購入できます。
区分 | ウレタンマットレス |
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サイズ | シングル:97×195cm セミダブル:120×195cm ダブル:140×195cm |
価格 | シングル:39,800円 セミダブル:49,800円 ダブル:59,800円 |
厚み | 10cm |
硬さ | ソフト/レギュラー/ハード |
お試し期間 | 90日間 |
保証期間 | 90日間 |
モットンの特長
くじらマットレスは「睡眠にこだわり始めた方」「良い寝具に挑戦したい方」「自分に合うマットレスを見つけたい方」におすすめな新提案のウレタンマットレスです。
最大の特長は、硬さの異なる6枚のパーツの組み合わせを変えることで60パターンの中から寝心地を追求できる硬さ調整機能。腰や肩の沈み具合を実際に寝ながら調節できるので、寝姿勢を整え、寝返りがしやすくなります。
また、三つ折りできるため、持ち運び・収納・お手入れもらくらく。しっかりとした厚みがあり1枚でも底つき感なく、ベッドや敷き布団と重ねてもOKなので、生活スタイルが変わっても長く使うことができます。
くじらマットレスの特長
「ブレインスリープマットレス フロート」は「寝ても日中眠くてしかたない」「朝起きても疲れがとれない」「朝起きたら腰が痛い」「脚がむくみやすい」 などのお悩みがある方におすすめなマットレスです。
脚・腰・肩を支える三次元構造体の「フロートテクノロジー」で究極のリラックス姿勢を実現。また、独自の三次元構造体「グリーンファイバー(特殊素材)」を採用し、圧倒的な通気性で熱がこもらないことで快適な睡眠環境を整えます。
「フロートオーバーレイ」は極上の寝心地でありながら、三つ折りができて軽量・省スペース。手持ちのマットレスや敷布団の上に重ねても、床や畳に直接敷いても使えます。
ブレインスリープ マットレス フロートの特徴
高反発マットレスは肩や腰に痛みがある人におすすめのマットレスになります。商品の種類が豊富なので選ぶのが難しいかと思いますが、ウレタンマットレスなら密度や復元率、表面の加工、硬さなど、ファイバーマットレスなら耐熱性や耐久性などのポイントを抑えることで自分に合ったマットレスを選ぶことができます。
今回紹介した高反発マットレスのうちランキング上位のものは特におすすめのマットレスになるので、高反発マットレスの購入を検討している方はぜひ選ぶ上での参考にしてみてください。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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