公開日:2022.11.04
更新日:2024.08.20
羽毛布団の購入を検討している人は「中身の羽毛だけでなく側生地にも注目した方がよい」と耳にしたことがあるのではないでしょうか。羽毛布団は高価なものも多いため、後悔のないよう商品を選びたいですよね。
そこで今回は、羽毛布団の側生地の素材と織り方による寝心地や価格の違いを紹介します。商品を選ぶ際に見るべきポイントもまとめたので、購入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
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側生地とは、羽毛布団の最も外側にある生地を指します。布団カバーと混同されやすいのですが、羽毛を直接包んでいる外側の生地が側生地です。羽毛布団の側生地には、羽毛が外に飛び出るのを防ぐ役割があるため、網目の細かい生地が使われています。
羽毛布団を購入する際は、ダウン(羽毛)やキルト(縫製)に目が向けられますが、それらと同じくらい側生地も重要な要素です。3つすべてが高水準でバランスが取れてこそ、質の高い羽毛布団といえるでしょう。
羽毛布団の側生地に使われる素材は、天然素材の綿やシルク、化学繊維のポリエステル、そして天然素材と化学繊維の混紡の3つが主流です。ここからは、綿・ポリエステル・シルクの特徴を紹介します。
素材 | 価格 | 寝心地 | 肌触り | 重さ | お手入れ |
綿 | やや高価 | 快適 | よい | 糸の太さによる | ややしにくい |
ポリエステル | 安価 | 普通 | 普通 | 軽い | しやすい |
シルク | 高価 | 快適 | 非常によい | 軽い | しにくい |
綿は通気性や吸放湿性に優れ、蒸れにくいのが最大の魅力です。保温性も高いため、最も快適な寝心地を得られる素材といえます。
綿のよさを最大限感じたい場合は、綿100%の側生地の羽毛布団がおすすめです。合わせて糸の細さを示す「番手」にも注目しましょう。番手が20番手、40番手……100番手と大きくなるほど、糸は細く肌触りがなめらかで保温性が高くなります。
一般的に高級品といわれているのは60~100番手です。20番手や40番手を選ぶと、価格は抑えられる反面、上質な寝心地を得られにくいでしょう。お手頃な価格よりも、肌触りや寝心地を重視するなら、60~100番手の綿100%の側生地が採用された羽毛布団がおすすめです。
安価で丈夫なポリエステルは、コストパフォーマンスを重視したい人におすすめの素材です。ただし、綿と比較すると吸湿性が劣るため、寝苦しさを感じる可能性があります。
コストパフォーマンスと機能性のバランスを重視したいなら、ポリエステルと綿の混紡を選ぶのがおすすめです。混紡を選べば、綿ならではの肌触りや寝心地のよさが感じられながら、価格も抑えられます。
また、ポリエステルは耐久性が高いので、綿100%と比較すると家庭でお手入れしやすいのも混紡の魅力です。
ベッド・寝具の専門店「ビーナスベッド」でも、側生地に混紡を採用した羽毛布団を取り扱っております。なかでも「暁-AKATSUKI-」は温かさと価格のバランスがとれた人気の羽毛布団です。羽毛布団の購入を検討中の人は、ぜひチェックしてみてください。
「あたたかくて軽い羽毛布団をお手頃価格で欲しい」という声をもとに、寝具専門店ビーナスベッドが開発したオリジナル羽毛布団です。ダウン率やダウンパワーが異なるスタンダード・プレミアム・グランドプレミアムの3ランクがあり、品質面・価格面の両方から自分にぴったりなタイプの羽毛布団を選ぶことができます。
側生地に採用された「立体キルト」は保温性に優れながらも重すぎない、ちょうどいいキルトです。また、薬剤を使用しない安心の防ダニ加工や細菌の増殖を抑制する抗菌・防臭加工、花粉が付きにくく、落ちやすい防汚加工も施されています。
厳しい品質チェックをクリアしている安心の日本製で、便利な収納ケース付きなのも嬉しいポイントです。
POINT
※2022年10月現在、販売開始を記念して暁 -AKATSUKI- 羽毛布団20%OFFキャンペーン実施中!気になる方はこの機会に購入するのがおすすめです。
シルクはなめらかな質感で、肌への摩擦が少ない素材です。また、高級感ある光沢が美しく、吸放湿性にも優れています。
なめらかな肌触りからファンの多いシルクですが、水や摩擦に弱くデリケートであるのが難点です。そのため、シルクの側生地の羽毛布団は、クリーニングを受け付けていない店舗が多く、お手入れに苦労するかもしれません。
シルクの肌触りや光沢感を楽しみたいなら、羽毛布団自体はお手入れのしやすい綿とポリエステルの混紡を選び、布団カバーの素材としてシルクを選ぶのも一つの手段です。
羽毛布団の側生地は素材だけでなく、織り方にもいくつかの種類があります。次に、側生地の織り方による触り心地や機能性の違いを見ていきましょう。
平織りは、縦糸と横糸を交互に組み合わせるベーシックな織り方です。シンプルな織り方なので通気性が高く、軽い生地に仕上がります。また、耐久性にも優れていて、3つの織り方のなかで最も羽毛が布団から飛び出しにくい織り方といえます。
ツイルは「綾織(あやおり)」や「斜文織(しゃもんおり)」とも呼ばれ、生地の表面に斜めの線が見える織り方です。平織りと比べると耐久性はやや劣りますが、表面がしなやかで身体を包み込んでくれるようなフィット感のある生地に仕上がります。
「朱子織(しゅすおり)」とも呼ばれるサテンは、糸同士が交差する点(組織点)が少なく、縦糸または横糸のどちらかがほとんど表面に現れない織り方です。そのため、サテンで仕上げられた生地は、なめらかな表面で柔らかさを感じられます。
また、サテンの側生地が高級品とされるのは、糸がずれやすい織り方なので、高価な糸を使って高密度に織る必要があるからです。
羽毛布団を選ぶ際は、側生地の素材や縫い方だけでなく、羽毛の種類やキルト(縫製)にも注目しましょう。ここからは、羽毛布団を選ぶ際に見るべきポイントを紹介します。
羽毛布団は中身の羽毛の種類や比率、膨らむ力によって寝心地が変わります。まずは中身の羽毛に絞って、羽毛布団を選ぶ際のポイントを紹介します。
羽毛布団に使われる羽毛は「ダック(アヒル)」と「グース(ガチョウ)」に分けられます。
通常、グースの方がダックよりも体格がよいため、羽も大きく高品質といわれます。そのなかでも、体格がよく健康的なグースはマザーグースとして2~6年と長期間飼育されるのです。
品質の高い順番としては、マザーグース、グース、ダックが一般的です。
水鳥の種類 | 価格 | 保温性 | 重さ | 獣臭 |
マザーグース | 高価 | 非常に高い | 軽い | 弱い |
グース | やや高価 | 高い | 軽い | 弱い |
ダック | 安価 | 普通 | 重い | 強い |
羽毛布団をお手頃な価格で購入したい場合にはダック、高品質な羽毛布団を使いたい場合はグースもしくはマザーグースを選ぶのがよいでしょう。
また、寒さが厳しい地域や寒暖差が大きい地域を産地とする羽毛も高品質といわれています。
羽毛布団はダウン比率が高いほど、高品質な羽毛布団といえます。ダウン比率とは、羽の芯を外したふんわりしたダウン(綿毛)が布団にどのくらい詰められているかの割合を示すものです。寝心地を重視する場合は、ダウン比率が85%以上ある羽毛布団がおすすめです。
ダウンパワーとは、羽毛のふくらみを評価する数値です。ダウンパワーの数値が高いほど、弾力があり保温力が高い羽毛布団といえます。
日本で販売されている羽毛布団のダウンパワーは、一般的に300dp以上となっています。なかでも400dp以上のダウンパワーのある羽毛布団が高品質でおすすめです。なお、440dp以上になると最高級の羽毛布団に分類されます。
ダウンパワーについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
羽毛布団はキルト(縫製)の種類によっても、温かさや価格が異なります。ここでは、代表的なキルトであるタタキキルト・立体キルト・二層キルトの特徴をまとめています。
キルトの種類 | 縫い方 | 保温性 | 重さ | 価格 |
タタキキルト | 表生地と裏生地を直接縫いつける | 低い | 軽い | 安価 |
立体キルト | 表生地と裏生地の間に縦方向で仕切りを入れて縫う | 高い | 普通 | やや高価 |
二層キルト | 表生地と裏生地の間に横方向の仕切りを入れて上下別々で縫う | 非常に高い | 重い | 高価 |
価格を抑えたい人はタタキキルト、保温性を重視するなら立体キルトや二層キルトの羽毛布団を選ぶのがおすすめです。購入に迷ったときは、布団のふくらみがある程度あり、価格と保温性のバランスが取れて、なおかつ重すぎない「立体キルト」を選ぶのがおすすめです。
羽毛布団は洗濯できる商品が多くあります。しかし、すべての羽毛布団が洗えるわけではないため、商品を選ぶ際は手入れがしやすいかをチェックしてみましょう。
サイズが大きい羽毛布団は、洗濯機に入らない可能性があります。また、手入れ方法を間違えると劣化の原因になるので、基本的には業者やクリーニング店に依頼するのがおすすめです。
保温性や吸放湿性の高い羽毛布団は、1年を通して寝具内の温度や湿度を快適に保てるため、冬だけでなく一年中活躍します。
羽毛布団のなかには、季節に合わせて使い分けできる2枚合わせ羽毛布団もあります。2枚合わせ羽毛布団は「肌掛け布団」と「合掛け布団」の2枚を組み合わせて使えるのはもちろん、1枚ずつでも使えるので、冬から夏までオールシーズンで活用する羽毛布団です。
利用できる時期が長い羽毛布団を選べば、季節に合わせて寝具を変える手間がなく、金銭的な負担も少なく済みます。
2枚合わせ羽毛布団の特徴や選び方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
羽毛布団の側生地は、中身の羽毛が飛び出さないように包む役割があり、素材や織り方の種類によって寝心地や価格が大きく変わります。
寝心地を重視する場合、側生地の素材には綿を選ぶのがおすすめです。「お手頃な価格で寝心地のよい羽毛布団が欲しい」という人は、綿とポリエステルの混紡が採用された側生地の羽毛布団を検討しましょう。
また、羽毛布団を選ぶ際は、側生地の素材や織り方だけでなく、中身の羽毛やキルトにも注目することが大切です。本記事で紹介した羽毛布団の選び方を参考に、快適に眠れる商品を見つけましょう。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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