寝室がおじさん臭い原因と今日からできる対策｜おすすめの消臭グッズも紹介

「最近、寝室の臭いが気になる」「寝室のおじさん臭さを解消したい」と悩む人は少なくありません。この記事では、臭いのストレスを感じずにぐっすり眠りたい人に向けて、寝室が臭う原因と手軽にできる対策を解説します。記事を参考に寝室の臭いを元から絶ち、さっそく快適な睡眠環境を手に入れましょう。

寝室に漂うおじさん臭さとは、どのような臭い？

おじさん臭さは「汗臭い」「酸っぱい」「カビのよう」と形容されます。一度気になり始めると鼻についてしまい、ストレスの要因となって安眠を妨げます。快適な睡眠を手に入れるために、臭いを解消する対策が重要です。

寝室がおじさん臭い原因

寝室がおじさん臭くなる原因は3つあります。それぞれの原因と、臭うようになるメカニズムを詳しく解説します。

おじさん臭い原因(1) 夫の加齢臭

加齢臭とは30～40代の男性特有の臭いです。頭皮や首の後ろから出る「ノネナール」という物質が寝具につき、臭いを発します。「加齢臭=汗」のイメージもありますが、汗そのものではなく汗が放置されることで臭うようになります。

おじさん臭い原因(2) 生活臭、たばこ臭

夜間にしか人が出入りしない寝室は、換気が少なく臭いが自然とこもります。服についた臭いやペットの臭いなどの生活臭、また喫煙者がいればたばこ臭なども滞留し、寝具に付着し臭うようになる場合もあります。

おじさん臭い原因(3) カビ臭

「おじさん臭いと思ったらカビだった」というケースもあります。実は寝室や寝具は、カビが発生しやすい場所です。汗や皮脂などの汚れや湿度もあり、体温で温められるためです。寝室で飲食する場合は、食べかすもカビの原因となります。

寝室のおじさん臭さはどこから発生するか

寝室のおじさん臭さを撃退するには、発生源の特定が必要です。寝室で臭いが発生しやすい場所を3つ、解説します。

寝具（シーツ、枕、布団など）

人は、就寝中にコップ1杯の汗をかきます。汗をたっぷり吸った寝具は、最も臭いが出やすい場所です。臭いの元となる雑菌は寝具に付着した皮脂を食べて繁殖するため、寝具の吸汗性が高くても不衛生なら臭いは発生します。

衣類

食べ物の臭いや、喫煙者がいないのにたばこの臭いがする場合は、衣類が発生源となっている可能性があります。衣類は外からの臭いを寝室に持ち込むため、お手入れをせずに放置するとやがて寝室に臭いを定着させてしまいます。

カーテンやソファ

布製品には臭いを吸収しやすい性質があります。カーテンやソファなどの布製品は置いてあるだけで寝室の臭いを吸収し、放出し続けます。洗濯がしにくく、臭いを根本的に解決しにくいことも臭いの発生源となる理由です。

年齢によって異なる「おじさん臭さ」の種類

おじさん臭さの原因は年齢によって異なります。30代半ばから始まり40代半ばにピークを迎えるおじさん臭の種類を解説します。

30代半ばにピークを迎える「ミドル脂臭」

30代半ばの臭いは「ミドル脂臭」と呼ばれ、使い古した油にたとえられます。頭（後頭部・頭頂部）やうなじに発生し、枕が臭う原因となります。

ミドル脂臭の原因は汗に含まれる乳酸です。乳酸は皮膚の常在細菌（ブドウ球菌）に分解されて「ジアセチル」になり、皮脂臭（中鎖脂肪酸）と混ざってミドル脂臭となります。

45歳以上に多い「加齢臭」

45歳からは「加齢臭」が増えます。加齢臭は古本や枯れ草にたとえられる臭いで、胸や背中が発生源です。シーツや寝具が臭う原因となります。

加齢臭の原因物質は「ノネナール」です。年齢を重ねると皮脂に含まれるようになる「パルミトレイン酸」が酸化し、できる物質です。男性の方が皮脂を分泌しやすいため、加齢臭が強く出ます。

40代半ば以降はおじさん臭さのピーク

ミドル脂臭は30代後半から40代まで続き、加齢臭は40代半ばから始まります。つまり40代半ば～50代はミドル脂臭と加齢臭が重なり、おじさん臭さがピークを迎える期間です。臭いがキツイと感じる頻度も増えるかもしれません。

年齢とともに汗をかきやすい位置や皮脂の性質も変わります。体質や生活習慣に合った対策を講じていきましょう。

おじさん臭い寝室を改善する方法

おじさん臭くなってしまった寝室を、今から改善できる方法を解説します。今日からできる方法は、次の5つです。

こまめに換気する

まずは換気です。空気が滞留すると臭いが定着しやすくなるため、臭いをこもらせないようこまめな換気を心がけましょう。朝晩、寝室の窓を開けるだけでも環境は変わります。換気時にクローゼットや押入れの扉を開け払うのも効果的です。

寝具を天日干しする

天日干しには寝具を乾燥させ、臭いを減らす効果と紫外線による殺菌効果があります。紫外線の殺菌効果は、昼12時ごろに最大となるため、午前中から干しましょう。夕方の湿気を吸わないよう15時までには取り込みます。

寝具やカーテンを洗濯する

臭いの原因を元から除去するためには、洗濯が一番です。シーツ、枕カバーなど、洗えるモノは丸洗いしましょう。浸けおき洗いには重曹がおすすめです。アルカリ性の重曹は、酸性物質である皮脂を中和してくれます。

空気清浄機を使う

窓の構造や防犯面などの理由で換気がしにくい場合は、空気清浄機を導入しましょう。空気清浄機は目に見えないチリやほこりも吸収し、臭いの原因物質を除去してくれます。静音タイプをえらべば、音を気にせずゆっくり休めます。

寝室での飲食を控える

寝室で飲食する習慣もやめましょう。食べ物の臭いは残りやすいため、寝具やカーテンが吸収し臭いを発生させる原因となります。またゴミからも臭いが出ます。寝室はそもそも寝る場所と考え、食べ物を持ち込まないことが大切です。

寝室のおじさん臭を元から断つ「夫の体質改善」方法

臭いを根本から解決するには、パートナーの体質改善が有効です。おじさん臭の改善におすすめの方法を4つ解説します。

発酵食品を取り入れる

加齢臭は、腸内環境が悪化すると強くなる特徴を持っています。腸内環境を改善させるために、発酵食品を積極的に取り入れましょう。発酵食品は腸内の善玉菌を増やし、腸機能を改善してくれます。ヨーグルトや納豆、漬物などがおすすめ食材です。

抗酸化物質が含まれる食材をとる

加齢臭の原因「ノネナール」は、皮脂の酸性が強くなると臭いもきつくなります。身体の酸化を防ぐ抗酸化物質を積極的にとりいれましょう。特に抗酸化作用が高いのはビタミンEです。りんごやブルーベリー、キウイ、ナッツなどに含まれます。

入浴時は湯船につかる

疲れが溜まると体内環境が酸性に寄り、おじさん臭が強まりやすくなります。疲れを溜めないためにも、ゆっくり湯船につかる習慣をつけましょう。疲れをとるには、36℃ほどのぬるま湯に10〜15分ほど入るのがおすすめです。

室温は27℃を維持する

汗腺機能を高め代謝を良くすることも、体臭対策に重要です。日常的に冷えた室内で過ごしていると汗をかく機能がおとろえるため、室温を適度に保つようにしましょう。夏なら27℃程度がベストです。扇風機を併用すると涼を得やすくなります。

おじさん臭い寝室におすすめのグッズ

寝室の臭い対策に効果が期待できるグッズを4つ紹介します。手軽にできそうなものから取り入れてみましょう。

クエン酸水

クエン酸にはアンモニアなどの強烈な臭いにも効く消臭効果があります。200mlの水にクエン酸小さじ1杯を溶かしたクエン酸水を作り、臭いが気になる場所に吹きかけましょう。入浴時、湯船にクエン酸を加えるのもおすすめです。

加齢臭向けのシャンプー・ボディーソープ

ミドル脂臭や加齢臭の原因物質をしっかり洗い流し、細菌の繁殖を抑える効果を持った専用のシャンプーやボディーソープを使うのもおすすめです。洗浄剤は洗浄力と除菌・抗菌力に注目してえらびましょう。香料に頼らないことも大切です。

消臭機能つき衣類スチーマー・脱臭ハンガー

外の臭いを持ち込まないよう、衣類は脱いだらすぐ臭い対策をします。すぐにクリーニングに出せない場合に備え、消臭・脱臭機能つきのハンガーやスチーマーを活用しましょう。かけるだけで臭いを取り除いてくれます。

消臭・抗菌加工の寝具

臭いがつきにくい消臭・抗菌加工の寝具に交換するのも効果的な方法です。とくにマットレスなど洗いにくい寝具、枕カバーなど直接肌に当たる寝具は、臭いがつきにくい素材をえらんでおきましょう。放湿性の高い素材なら、カビやダニも防げます。

おすすめの消臭・抗菌加工寝具6選

まとめ

寝室がおじさん臭くなる原因の多くは、生活臭や体臭（ミドル脂臭・加齢臭）です。男性の体臭は30代半ばから強くなり、45歳半ばにピークを迎えます。この年齢のパートナーがいる人はとくに、臭い対策と体臭対策が欠かせません。

快適な睡眠環境を手に入れるためには、寝具にこだわることも大切です。睡眠の質を上げるマットレスや防臭・抗菌加工の寝具は、ビーナスベッドで見つかります。50年以上の歴史と日本最大級のベッドショールームをもつ専門店で、臭いを気にせず眠れる寝室を手に入れましょう。専門アドバイザーが最適な商品をご案内します。

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