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ウレタンマットレスの硬さを表す「ニュートン」とマットレスの選び方を詳しく解説

公開日:2023.06.28

更新日:2023.07.06

マットレス 11,300 views

ウレタンマットレスを選ぶときに、「ニュートン」という表示を目にして気になった人は多いのではないでしょうか。ニュートンとは、マットレスの硬さを表す値のことです。硬さは寝心地にも影響するため、マットレスを選ぶ際のポイントになります。

本記事では、ニュートンの詳しい説明とウレタンマットレスの選び方を詳しく紹介します。ニュートンを目安に適切なマットレスを選びたい人は、ぜひ参考にしてみてください。


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「ニュートン」とはマットレスの硬さの目安となる単位

「ニュートン」とは、一般的にウレタンマットレスの硬さの目安となる単位のことで、「N」と表記されます。ニュートンの値が大きいほど硬い寝心地に感じるため、マットレスを選ぶ際はチェックしておきましょう。

ウレタンマットレス

「ニュートン」の測定方法とは

マットレスに表示されているニュートンは、日本産業規格(JIS)が規定しているJIS規格(JIS K6400-2)で測定された数値です。測定は、試験片(厚さ50mm±2mm)のウレタンを厚さの70%まで3回圧縮した後、40%まで圧縮したときの力を計測する方法になります。


ウレタンマットレスは「ニュートン」で硬さが区分されている

ウレタンマットレスの硬さは、消費者庁によって区分されています。具体的な区分の数値は、以下のとおりです。

  • 110ニュートン以上:硬め
  • 75ニュートン以上110ニュートン未満:普通
  • 75ニュートン未満:柔らかめ

(出典:消費者庁ウェブサイト「ウレタンフォームマットレス」

ただし、こちらの数値に関してはあくまで消費者庁の定める目安になるので、定義上は硬めに分類されていても実際は柔らかく感じるケースもあるので注意しましょう。

個人的にも消費者庁が硬めと定める110Nは少し柔らかいと感じるので、「150N以下は柔らかめ」「150~180Nは普通」「180N以上は硬め」といったあたりを目安として考えておきましょう。

硬めマットレスの反発力は高いの?

高反発のマットレスは寝心地がしっかりとしていて硬く感じる傾向にあるので、「マットレスが硬い=高反発」と思いがちですが、厳密にいえば異なります。ニュートンの数値(硬さ)はマットレスを上から押した際の圧力の強さで、反発力は押す力に対して元に戻る力の強さになるため、「硬いから高反発」とはいえないケースがあるので注意が必要です。例えば、低反発でもニュートンの数値が高いマットレスもあります。


ウレタンマットレスの硬さを選ぶ方法①体重

ウレタンマットレスの硬さを選ぶ際に、体重を基準にする方法があります。ここでは、それぞれの体重に合う硬さを紹介します。

体重50kg以下 

小学生や痩せ型の女性、高齢者などで体重が50kg以下の人は、100〜150ニュートン程度の柔らかめのマットレスがおすすめです。体重が軽いとマットレスに身体が沈み込みすぎないため、柔らかめのマットレスでも理想的な寝姿勢がキープでき、フィット感も得やすいでしょう。

体重50~80kg

体重が50~80kgの標準的な体型の成人男性や成人女性は、150~180ニュートン程度のマットレスが適しています。標準的な体型の人はどの硬さのマットレスでも対応しやすいため、好みによって柔らかめか硬めかを選んでもよいでしょう。

体重80~100kg

体重が重い人や筋肉量の多い人で体重が80~100kgの場合は、180~200ニュートン程度のマットレスがおすすめです。体重が重いと身体がマットレスに沈み込みやすくなるので、自然な寝姿勢を保てるように硬めのマットレスを選ぶのがポイントです。

体重100kg以上

体重が100kg以上ある巨漢の人やかなり身体がしっかりとした人は、200ニュートン以上のマットレスがよいでしょう。また、多くの場合、200ニュートン以上のマットレスは硬い部類になるので、硬めのマットレスが好きな人にもおすすめです。

ウレタンマットレスの硬さを選ぶ方法②身体のライン

体重だけでなく、身体のラインに合わせてマットレスを選ぶ方法もあります。一般的に男性よりも女性のほうが身体のラインにメリハリがあるため、身体が沈み込みやすく柔らかめのマットレスが適しています。一方で身体のラインが平たんな人は、硬めのほうがよいでしょう。

マットレスの身体の沈み込み

ウレタンマットレスの硬さを選ぶ方法③寝姿勢

マットレスを選ぶ際は、寝姿勢で選ぶのも1つの方法です。寝姿勢は、自分が寝るときに無意識にとる姿勢を基準にしてみてください。仰向け寝が多い人は硬めのマットレスが合いやすく、横向き寝が多い人は柔らかめがおすすめです。また、寝たときに理想的な寝姿勢をキープできるかどうかもチェックしておきましょう。理想的な寝姿勢とは、真っ直ぐ立ったときの姿勢に近い背骨のラインを保てる状態のことで、仰向けの場合は背骨がゆるやかなS字カーブになる状態、横向きの場合は背骨がまっすぐになる状態を指します。理想的な寝姿勢が保てると、身体への負担が少ないといわれています。

ウレタンマットレスの硬さを選ぶ方法④寝心地

マットレスが硬いか柔らかいかの感じ方は、人それぞれの好みに影響されるところが大きいため、自分の好みの寝心地で身体に合う硬さを選ぶとよいでしょう。実際にマットレスの寝心地を試してみるのもおすすめです。

ショールーム

ウレタンマットレスの硬さ選びで注意すること

ウレタンマットレスを硬さで選ぶ際、どんな点に注意すればよいのでしょうか。主に2つありますので、それぞれ紹介します。

ニュートンだけで決めない

マットレスと一口にいっても、多層構造タイプのものや凹凸構造のプロファイル加工が施されたものなどさまざまあります。また、人によって硬さの感じ方も異なるので、ニュートンの数値と実際の寝心地に差が出るケースもあります。ニュートンはマットレスを選ぶ際の1つの目安と考えて、ニュートンだけで決めず、自分の身体に合う硬さのものを選ぶことが大切です。

体重は耐久性にも関わる

体重はマットレスの硬さを選ぶときの基準の1つですが、耐久性にも関係しています。体重が重くなるほどマットレスに負荷がかかる傾向にあるため、体重がある場合は耐久性の低いマットレスは避けたほうがよいでしょう。

体重計

硬さの合わないマットレスを使い続けるとどんな悪影響があるの?

もし硬さの合わないマットレスを使い続けた場合、身体にはどんな悪影響があるのでしょうか。主に2つの影響が考えられますので、見ていきましょう。

マットレスが硬すぎる場合

マットレスが硬すぎる場合は身体が沈み込まず、身体とマットレスの間に隙間ができて、不自然な寝姿勢になる可能性があります。肩や腰などの特定の部位に負担が集中してしまうと、朝起きたときに痛みを感じるケースもあるでしょう。理想的な寝姿勢をキープするためには、体圧分散性に優れた適度な硬さのマットレスを選ぶことが大切です。

マットレスが柔らかすぎる場合

マットレスが柔らかすぎると、身体が極端に沈み込んでしまい、腰やお尻に負荷がかかることがあります。また、寝返りがしにくくなり寝返りの回数が減ると、同じ部分が圧迫され血の流れが悪くなって身体が凝り固まる場合も。身体に負担をかけないためには、適切な硬さのマットレスを選ぶ必要があります。

マットレスを選ぶときはウレタン以外のものも検討しよう

マットレスはウレタン以外にも、スプリングタイプや高反発ファイバータイプなどのさまざまな種類があります。種類によってそれぞれ寝心地が違うので、実際に寝心地を試してみて自分の好みに合ったマットレスを選ぶとよいでしょう。

まとめ

ニュートンとはウレタンマットレスの硬さを表す単位のことで、ニュートンの数値が大きいほどマットレスが硬く感じる傾向にあります。硬さは寝心地にも影響する重要なポイントですが、実際の寝心地は人によってそれぞれ感じ方が異なるため、ニュートンはマットレスを選ぶ際の目安の1つとして考えるとよいでしょう。身体に合わないマットレスを使い続けると身体に痛みが出る可能性があるので、理想の寝姿勢をキープできるマットレスを選ぶことが大切です。

今回紹介したポイントやおすすめの商品を参考に、自分の身体に合う最適なマットレスを見つけてみてくださいね。

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寝具専門店おすすめのマットレス

NERUSIA高弾性ウレタンマットレス

NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。

業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。

キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。

雲のやすらぎプレミアムマットレス

「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。

まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。

寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。

エマ・マットレス

商品リンク

「エマ・マットレス」は「寝ている時に腰の痛みで目が覚める」「寝るまでに時間がかかる」「十分に寝ていても疲れを感じる」といった悩みをお持ちの方におすすめなマットレスで、体圧分散性の高さと、通気性の良さが特徴です。寝返りもしやすいので身体の一点に負荷がかかることも少なくなります。

「エマ・マットレス」には100日のお試し期間が設けられているので気軽に試すことが出来るのもポイントです。耐用年数が高く、10年保証も付いているので、安心して購入することができます。

NELLマットレス

「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。

商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

SOMRESTA マットレス PREMIUM

商品リンク

「SOMRESTAマットレスPREMIUM」は欧米有名ブランドにも劣らない高品質で、日本人に合った寝心地と豊富な機能を持ったプレミアム高反発マットレスです。

高い吸放湿性や消臭・抗菌防臭・防ダニ・低ホルムアルデヒドなどマットレスにあると安心の機能がたくさん詰め込まれています。キルティングカバーも外して洗うことが可能なので、衛生的に使用することができるのも嬉しいポイントです。また、日本のメーカーが企画から生産指示、輸入、直売まで一貫して行うため余計なコストが全てカットされており、 高品質でありながらお買い求め易いお値段になっています。

睡眠不足や不眠、腰痛、肩こり、寝つきが悪い、しっかり寝たはずなのに翌朝疲れている、などのお悩みがある方は是非一度試してみてはいかがでしょうか。

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