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羽毛布団の相場はどのくらい?納得して購入できる布団選びのポイントを解説

公開日:2021.03.01

更新日:2023.03.16

掛け布団 46,500 views

羽毛布団は気軽に買い換えられないぶん、一度購入したら長く愛用したいものです。しかし、相場には幅があり、どの布団がよいか迷う人は多いのではないでしょうか。今回は、羽毛布団の取引価格についてのポイントを解説します。自分にピッタリの羽毛布団を選びたい人や、納得いく寝具選びをしたい人はぜひ読んでみてください。


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羽毛布団とは|特徴・種類

羽毛布団にはどのような特徴や種類があるのでしょうか。特徴と3つの種類を解説します。

そもそも羽毛布団にはどんな特徴があるのか

羽毛布団とは、グース(ガチョウ)とダック(アヒル)の羽毛(羽根)を使った布団のことです。具体的には、ダウン(水鳥の胸元の毛)が50%以上使われている布団をいいます。羽根布団との違いは詰め物の「羽根の種類」と「比率」です。羽毛布団はダウンが多く、羽根布団はフェザー(水鳥の翼の毛)が多いという特徴があります。

種類1:合い掛け

合い掛けとは、冬用掛け布団と肌掛け布団の中間にある羽毛布団です。冬用の掛け布団より薄く、夏用の掛け布団より厚い掛け布団を指します。洋服でいうと、春秋用の合着(間着)と同じ感覚です。羽毛量は少なめで、2枚合わせより保温性は少し劣りますが、熱がこもりにくいです。春や秋など寒暖の差が激しいシーズンの温度調整に最適です。

春や秋など寒暖の差が激しいシーズンの温度調整に最適な合い掛け羽毛布団

種類2:肌掛け

肌掛けとは、合い掛け羽毛布団よりも羽毛量が少なく、最も薄く軽い羽毛布団です。基本的に春夏用に作られているため、冬での使用は不向きとされます。しかし適度な暖かさがあり、吸水性に優れているため、寝汗をかきやすいシーズンや温度調整がしにくいクーラーの入った夏の夜では、使いやすい仕様です。

最も薄く、寝汗をかきやすいシーズンや温度調整がしにくいクーラーの入った夏の夜では、使いやすい肌掛け羽毛布団

種類3:2枚合わせ

2枚合わせとは、合い掛けと肌掛けの羽毛布団が2枚セットになった羽毛布団です。中厚タイプと薄い肌掛けの組み合わせしだいで1年中快適に使用できます。春と秋は合い掛けとして、夏は肌掛けとして、冬は2枚合わせとしてなど、気温に応じて使い回しが可能です。コストが安く収納場所に困らない点もメリットといえます。

夏は肌掛けとして、冬は2枚合わせとしてなど、気温に応じて使い回しが可能な2枚合わせ羽毛布団

羽毛布団の相場価格を形づくる要素

次は羽毛布団の相場価格に関する構成要素を7つ解説します。

羽毛

大きい羽毛はより空気を吸収できるうえに、保温性が高いというクオリティのよさから、相場価格も高くなります。羽毛の種類は大きくわけて、「マザーグースダウン」「グースダウン」「ダックダウン」の3種です。ランクは「マザーグースダウン」が最も高く、「グースダウン」「ダックダウン」と続きます。羽毛が最も大きく、飼育期間が長いマザーグースは、そのほかの羽毛の種類と比べてもランクも値段も高めです。

羽毛の種類は大きくわけて、「マザーグースダウン」「グースダウン」「ダックダウン」の3種類

産地

寒さが厳しい地域や寒暖の差が激しい場所の羽毛は、高品質で高値です。特にポーランドやハンガリーは質の高い羽毛を生産していることで広く知られています。水鳥の飼育は難しく、日本にある羽毛はすべて海外からの輸入です。輸入された羽毛布団の90%は、低コストなアジアからといわれています。

ポーランドやハンガリーの羽毛は高品質

ボリューム

ふわふわで弾力のあるボリューミーな羽毛布団のほうが、薄くて軽い布団よりも高価です。羽毛布団のボリュームは「ダウンパワー」という言葉で数値化されています。ダウンパワーの数値から、同じ重さでどれだけ羽毛にふくらみ具合があるかを把握できます。具体的には、羽毛のふくらみ具合1gあたりの体積(㎠/g)で、単位は「dp」で示されます。

羽毛布団のボリュームは「ダウンパワー」という言葉で数値化されています

ダウンパワーのグレード(ランク)に関しては後ほど説明していきます。

比率

ダウンが50%以上は羽毛布団、フェザーが50%以上は羽根布団

羽毛布団のダウンの割合が高いほうが高価な羽毛布団です。羽毛布団のダウンの割合は「ダウン率」と呼ばれています。一般的にダウンが50%以上は羽毛布団フェザーが50%以上は羽根布団となります。羽毛布団には「ダウン70%、フェザー30%」のように、ダウンがどれくらい羽毛布団に詰められているかがパーセンテージで表記されます。

側生地

側生地とは布団の中身を覆う生地のことです。羽毛布団の側生地は、なかの羽毛を包む外側の生地を指し、一般的に綿やポリエステルなどが使われています。羽毛布団の側生地は羽毛が吹き出すのを防ぐため、高密度に織る技術が必要です。より細く高級な糸で作られた側生地ほど値段は上がりますが、軽くしなやかな布団になります。

羽毛布団の側生地では、一般的に綿やポリエステルなどが使われています。

縫製

羽毛布団の縫製によって保温性は変わります。2層式や特殊な構造の縫製は、手間がかかるため高値です。また、キルト構造やマス目の数によって羽毛の偏りを防いだり、適切に空気を取り入れたり、体にフィットしやすくなったりします。ささいな点ではありますが、羽毛本来の機能を最大限に活かすうえで大変重要な要素です。

羽毛布団の縫製によって保温性は変わるため、羽毛本来の機能を最大限に活かすうえで大変重要な要素です

メーカー

水鳥の育成環境や、産地表示の正確性などのメーカーの信頼性も価格に影響します。近年では商品そのものの品質だけでなく、商品が作られた過程やメーカーの倫理性も商品の付加価値になるからです。メーカーによっては、羽毛布団の流通経路を生産段階から最終消費段階、または廃棄段階までを追跡できます。


羽毛布団によって価格に大きなギャップがある理由

なぜ羽毛布団によって価格に違いがあるのでしょうか。羽毛布団の価格を決定づける要因について解説します。

羽毛の質

羽毛の種類によって羽毛布団の価格は異なります。羽毛の質は、「マザーグースダウン」「グースダウン」「ダックダウン」の順でランキングされています。グースはダックより大きく育てられ、羽毛も大きめです。草食なため、羽毛がにおいにくいという性質もあります。

羽毛の質は、「マザーグースダウン」「グースダウン」「ダックダウン」の順でランキングされています

マザーグースはグースの親鳥で、大きくなるまで育成が可能です。羽毛はダックに比べると保温性に優れており、値段も高くなる傾向にあります。一方、ダックとグースは羽毛の大きさが小さいため、羽毛布団としての価格もリーズナブルです。

グレード

日本羽毛製品協同組合は、ダウンパワーによって羽毛布団の品質を次の4つのグレード(ランク)にわけています。

4つのグレード(ランク)に分けられたラベルは、一定の品質基準に合格した羽毛布団であると示す「安心の証」です

1位:「プレミアムゴールドラベル」440dp以上
2位:「ロイヤルゴールドラベル」400dp以上
3位:「エクセルゴールドラベル」350dp以上
4位:「ニューゴールドラベル」300dp以上
ラベルは、一定の品質基準に合格した羽毛布団であると示す「安心の証」です。

参考:羽毛ふとんの品質推奨ラベル「ゴールドラベル」|日本羽毛製品協同組合

側生地のつくり

側生地によっても羽毛布団の価格は変わります。ヨーロッパキルトやタタキキルトなどの平キルトは、夏仕様で比較的安価です。また、立体キルトは最も流通しているキルトの種類とされています。対して、寒さの厳しい地域でも暖かいつくりであるツインキルト(2重キルト)は、比較的高めの価格です。加えて、デュエット(2枚合わせ)も、オールシーズンで使える利便性の高いつくりといわれます。

羽毛布団の相場価格|羽毛の種類と商品別に解説

羽毛布団の相場価格について、さらに具体的にみていきましょう。ここでは、羽毛の種類と商品別に解説します。

マザーグースダウンの相場価格

マザーグースダウンの相場価格は、6~20万円です。希少価値が高く、機能性が優れているマザーグースは、ほかの羽毛布団と比較すると価格が高い傾向にあります。

ワンランク上を目指したデラックス羽毛布団はこちら

デラックス羽毛布団

軽くて温かい。貴重なマザーグースダウン93%、側生地にサテン生地を採用と、ワンランク上を目指した当店オリジナルの羽毛布団です。安心の日本製。同シリーズの肌掛け羽毛布団と合わせてペアタイプでのご使用もおすすめ!

グースダウンの相場価格

グースダウンの相場価格は5~10万円です。そのほかの羽毛の種類の中間くらいの値段となります。

ご家庭で洗える「プルミエール羽毛布団」のリンクはこちら

プルミエール羽毛布団

家庭で洗える羽毛布団。特殊技術により、極限まで不純物を取り除いたクリーンな羽毛を使用。そのため天日干し・水洗いが可能となり、心地よい使用感を維持できる、長くご愛用いただくに相応しい羽毛布団です。ホワイトグースダウン95%、側生地には60番手の糸で織り上げたサテン生地を採用。安心の日本製、ダウンパワー350以上。

ダックダウンの相場価格

ダックダウンの相場価格は5万円以下です。羽毛布団のなかでもお値打ちとされています。

お手頃価格の新生活羽毛布団はこちら

新生活羽毛布団

お手頃価格のベーシックな羽毛布団。軽くて保温性・通気性も抜群!別売りの「羽毛肌掛け布団」と重ねて、「ペアタイプ」としても使用できます。


最適な羽毛布団を選ぶポイント

用途や予算にあった最適な羽毛布団を選ぶ際の基準は何なのでしょうか。3つのポイントを解説します。

ポイント1:ボリューム&比率の数値の確認

ダウンパワーとダウン率が高いほど、よい品質の羽毛布団です。一般的にダウンパワーが400以上の羽毛布団は弾力性が高く、ふわふわしていて高品質とされています。また、羽毛布団に詰められているダウンの比率が70%以上あると、保温性が高いため寒さを感じにくくなります。羽毛布団を購入する際にはぜひ確認してみましょう。

ダウンパワーとダウン率が高いほど、よい品質の羽毛布団です。

ポイント2:性能は用途に適しているか

羽毛布団の側生地の素材は吸水性を重視するならポリエステル、寝心地を優先するなら綿(コットン)がおすすめ

側生地が綿素材のものは肌触りがよく、動いても音が出にくいです。さらに放湿性・吸湿性・通気性も高い性質があります。一方、ポリエステルは化学繊維であるため、比較的安価な生地です。洗濯がしやすい反面、通気性が悪くカサカサと音がします。吸水性を重視するなら化学繊維のポリエステル、寝心地を優先するなら綿素材がおすすめです。

ポイント3:手入れのしやすさ

羽毛布団を自宅でお手入れしたい人は、手洗い可能なものや洗濯機で洗える羽毛布団を選びましょう

羽毛布団によっては自宅で洗濯できる商品もありますが、側生地やダウンの種類によっては水洗いができない場合もあるため注意が必要です。自宅でお手入れしたい人は、手洗い可能なものや洗濯機で洗える羽毛布団を選びましょう。洗濯方法は布団についている洗濯表示のタグから確認できます。

価格と品質のバランスがとれたおすすめ羽毛布団をご紹介

暁 -AKATSUKI- 羽毛布団

暁 -AKATSUKI- 羽毛布団

あたたかくて軽い羽毛布団をお手頃価格で欲しい」という声をもとに、寝具専門店ビーナスベッドが開発したオリジナル羽毛布団です。ダウン率やダウンパワーが異なるスタンダード・プレミアム・グランドプレミアムの3ランクがあり、品質面・価格面の両方から自分にぴったりなタイプの羽毛布団を選ぶことができます。

側生地に採用された「立体キルト」は保温性に優れながらも重すぎない、ちょうどいいキルトです。また、薬剤を使用しない安心の防ダニ加工や細菌の増殖を抑制する抗菌・防臭加工、花粉が付きにくく、落ちやすい防汚加工も施されています。

厳しい品質チェックをクリアしている安心の日本製で、便利な収納ケース付きなのも嬉しいポイントです。

POINT

※2022年10月現在、販売開始を記念して暁 -AKATSUKI- 羽毛布団20%OFFキャンペーン実施中!気になる方はこの機会に購入するのがおすすめです。

まとめ

羽毛選びには羽毛の質や機能性などがポイントです。しかし、納得いく寝具はどこで購入できるのか、迷う人も多いのではないでしょうか。

ビーナスベッドは50年以上の歴史がある、日本最大級のベッドショールームをもつ専門店です。常時100台以上の展示をしています。専門店こだわりのデザインや高機能のオリジナルベッドをはじめ、国産・海外ブランドベッドが目白押しです。睡眠の質を上げるマットレス・枕・寝具を豊富に取り揃えています。

ショールームでの快眠アドバイザーやネットショップ専門スタッフなど、専門アドバイザーによるダブル体制での相談が可能です。

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寝具専門店おすすめのマットレス

NERUSIA高弾性ウレタンマットレス

NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。

業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。

キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。

雲のやすらぎプレミアムマットレス

「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。

まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。

寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。

エマ・マットレス

商品リンク

「エマ・マットレス」は「寝ている時に腰の痛みで目が覚める」「寝るまでに時間がかかる」「十分に寝ていても疲れを感じる」といった悩みをお持ちの方におすすめなマットレスで、体圧分散性の高さと、通気性の良さが特徴です。寝返りもしやすいので身体の一点に負荷がかかることも少なくなります。

「エマ・マットレス」には100日のお試し期間が設けられているので気軽に試すことが出来るのもポイントです。耐用年数が高く、10年保証も付いているので、安心して購入することができます。

NELLマットレス

「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。

商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

SOMRESTA マットレス PREMIUM

商品リンク

「SOMRESTAマットレスPREMIUM」は欧米有名ブランドにも劣らない高品質で、日本人に合った寝心地と豊富な機能を持ったプレミアム高反発マットレスです。

高い吸放湿性や消臭・抗菌防臭・防ダニ・低ホルムアルデヒドなどマットレスにあると安心の機能がたくさん詰め込まれています。キルティングカバーも外して洗うことが可能なので、衛生的に使用することができるのも嬉しいポイントです。また、日本のメーカーが企画から生産指示、輸入、直売まで一貫して行うため余計なコストが全てカットされており、 高品質でありながらお買い求め易いお値段になっています。

睡眠不足や不眠、腰痛、肩こり、寝つきが悪い、しっかり寝たはずなのに翌朝疲れている、などのお悩みがある方は是非一度試してみてはいかがでしょうか。

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