公開日:2021.10.29
更新日:2023.03.16
寝返りを打ったとき、枕カバーを取り替えるときなど、ふとした瞬間に枕の臭いが気になるという人もいるでしょう。枕の臭いを消すには、まず原因を突き止めたうえで適切な対策をとる必要があります。
この記事では、枕の臭いのおもな原因や解決方法を解説します。日々の臭い対策もあわせて解説しているため、ぜひ役立ててください。
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枕からする臭いの原因は、さまざまなものがあります。まずは、枕の臭いの原因について確認しておきましょう。
枕に汗が染み込むと、臭いの元になる場合があります。汗にはサラサラした無臭のものとベタベタしたものの2種類があり、ベタベタした汗が臭いの原因になります。汗がベタベタするのは汗腺のろ過機能が正常に働かず、ミネラルを含んだまま老廃物と一緒に流れ出てることが原因です。汗と枕に付着した菌が混ざりあうと、臭いが発生します。
加齢臭が臭いの原因となるケースも少なくありません。50代半ばあたりから増える加齢臭は、ノネナール、ジアセチルと呼ばれる2種類の成分が臭いの元とされています。ノネナールは皮脂の酸化によって臭いが発生し、ジアセチルは汗や皮膚にある乳酸やブドウ球菌によって分解されると臭いが発生する仕組みです。
加齢臭は皮脂の分泌が多いとされる頭や首の後ろなどで発生しやすく、加齢臭が移るため枕が臭くなってしまいます。
男性が使用する枕の臭いが気になる場合、ミドル脂臭が原因かもしれません。ミドル脂臭とは、30~40代の男性にみられる体臭です。汗臭、加齢臭に次ぐ第3の臭いとして発見されました。ミドル脂臭は、汗に含まれているジアセチルが臭いの発生源とされており、頭頂部や後頭部から臭いが発生するケースが多いです。
枕内の雑菌によって臭いが発生するケースもめずらしくありません。黄色ブドウ球菌などの人体に常在する菌が枕に付着した汗や皮脂、フケなどを分解した物質、常在菌の死がいなどが臭いの原因になります。たとえば、濡れた髪のまま枕を使用するとモラクセラ菌が繁殖しやすいため、髪の毛を乾かしてから枕を利用しましょう。
質のよい睡眠をとれない場合、ストレス臭が原因かもしれません。ストレス臭は臭い物質が混ざりあったもので、緊張や慢性的な疲労が蓄積しているときなどに発生しやすいとされています。ストレスによって交感神経が活発になり、汗の分泌量が増えて高温多湿を招くことで、増殖した常在菌が臭いの元になる仕組みです。
上述したような臭いが原因ではなく、枕に使用されている素材の臭いが元になっていることもあります。以下に挙げる材質を使用している場合は、素材の臭いが原因かもしれません。
上述した素材と汗が混ざりあうことで、臭いが強まるケースもあるため、枕の素材を確認しておきましょう。
枕の臭いの原因はさまざまなものがあります。臭いが気になって眠れない場合は、以下に挙げる解決方法を試してみてください。
丸洗いできる枕なら洗濯しましょう。枕の洗濯方法は、以下のとおりです。
使用する洗剤は、枕の洗濯表示に適したものを選びましょう。洗濯する際のポイントは、洗濯用ネットに入れて洗う、脱水後にしっかりと乾かすことです。
1.洗濯ネットに入れる。
2.洗濯表記に従って洗う。
3.天日干しもしくは陰干しする。
枕だけでなく、肌に直接触れる枕カバーもしっかりと洗うことが大切です。枕カバーには、汗や皮脂などの臭いの原因となるものが染みついているケースが多いです。枕同様に、洗濯表示を確認したうえで洗濯用ネットに入れて洗いましょう。
タオル地の枕カバーは、天日干しよりも乾燥機を使用したほうがふんわりと仕上がります。また、ナイロンやシルク素材の枕カバーは、直射日光が当たると変色しやすいため、陰干ししましょう。
洗濯しても枕や枕カバーの臭いが落ちない場合は、つけおき洗いがおすすめです。枕がすっぽり入る大きさの洗濯桶を用意してお湯を張り、漂白剤を混ぜ入れて1時間程度つけおきします。枕が大きい場合は、浴槽などを利用するとよいでしょう。
漂白剤の種類は白の枕なら塩素系を、色や柄つきのものは酸素系を使用します。つけおき後は、上述した洗濯方法で洗い、枕や枕カバーの素材にあった乾燥方法でしっかりと乾かしましょう。
頑固な臭いを落とすなら、重曹やセスキ炭酸ソーダを活用しましょう。臭いの元をとるには、使う順番が重要です。臭いにしっかりアプローチできる順番は、塩素系漂白剤、酸素系漂白剤(粉末)、セスキ炭酸ソーダ、重曹です。
重曹やセスキ炭酸ソーダを使用する際は、お湯や水に溶かしてからつけおきし、すすぎ洗い後に洗濯機で洗いましょう。
つけおき洗いの前に、枕や枕カバーの洗濯表示を確認しましょう。素材によって洗濯方法や水の温度などが決められている場合があり、表示内容を守らないと変色や傷みにつながってしまいます。
重曹の溶け残りがあると、生地を傷めたり洗濯機が詰まったりなどのトラブルを起こす可能性もあるでしょう。漂白剤や洗剤でつけおきして素材を傷めないためにも、パッケージに記載されているつけおき時間を守り、しっかりとお湯や水に溶かしてからつけおき洗いすることが大切です。
枕の臭いを防ぐための対策には、いくつか方法があります。ここでは、具体的な臭い対策を解説します。
枕の使用後はしっかりと乾燥させることが大切です。寝汗などで枕が湿っている状態のまま放置すると、雑菌が繁殖して臭いの原因になります。枕を乾燥させる際は、中材の片寄りを元の形に整えてから干しましょう。
枕を定期的に洗濯するなら、丸洗い可能なものを使いましょう。丸洗いできる素材は、ポリエステルの綿、ビーズ、パイプなどが挙げられます。ただし、細かいビーズは乾きにくいため、空洞のあるマルコビーズがおすすめです。
枕パッドを枕につけて使うのも効果的です。枕パッドとは、寝汗や皮脂が枕に付着するのを防ぐ目的で使用される寝具です。枕カバーよりも厚いため、丸洗いできない枕を使用している人にもおすすめです。消臭効果が期待できるものもあります。
枕をこまめに洗濯すれば、清潔な状態を保てます。枕を洗う頻度は、半年もしくは年に一度が一般的です。枕をしっかり乾かすためにも晴れの日に洗濯しましょう。また、日々のお手入れとして天日干しや陰干しを行うことも大切です。
枕の中材まで洗えば、効果的な臭い対策になります。枕の中材まで汗や皮脂が染み込んでしまうと、洗濯しても落ちない頑固な汚れになる場合があります。洗う頻度は半年に一度以上が理想的です。
食事を見直すと、汗の臭いを根本的に改善することも可能です。食事を摂る際は、抗酸化食品と食物繊維が豊富な食材を積極的に摂ると良いでしょう。
抗酸化食品は、ナッツ類、アボカド、植物油、食物繊維は海藻類、根菜類などがおすすめです。日常の食事の中に腸内環境を良くするとされる食品を積極的に取り入れるようにしましょう。
頭部は皮脂の分泌が多いため、頭皮を含む髪の毛のケアも心がけましょう。洗髪後はしっかりと乾燥させることが大切です。ミドル脂臭や加齢臭が気になる場合は、頭皮ケアのできるシャンプーに変えるのもおすすめです。
生活習慣の改善が枕の臭い対策になる場合があります。生活習慣の改善例として、ウォーキングや有酸素運動、入浴などで汗をかくことです。発汗作用を促すような習慣を身に付けると、汗腺の機能が正常化され、心身の疲労・ストレスの軽減になるなどの効果も期待できます。
枕や枕カバーの機能性にこだわり、防臭効果があるものに買い替えることも、臭い対策として有効です。なかには、臭いの原因になる菌の増殖を防ぐことも可能な抗菌性の高いものもあります。汗かきの人や子どものいる家庭におすすめです。
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枕が臭くなる原因は加齢臭だけでなく、汗や雑菌、素材の臭いなども考えられます。原因を突き止め、適切な対策を行いましょう。つけおき洗いしても臭いがとれない場合は、枕の買い替えのタイミングです。
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