ローズマリーの効果・効能とは？睡眠にも効果があるの？活用方法や使用の注意点も解説

ローズマリーの香りに安眠効果があるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。なかには、安眠効果のあるハーブやアロマを見つけて、睡眠の質を改善させたいという人もいるかもしれません。

そこで今回は、ローズマリーの効果・効能を紹介します。ローズマリーで睡眠の質を高める方法も紹介しているので、安眠できず悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

ローズマリーとは

ローズマリーとは、地中海沿岸地方に多く生息しているシソ科の常緑低木で、すっきりと爽やかな香りのある葉が特徴です。ローズマリーは、食用から芳香剤まで幅広く使われていますが、香りが強いため、好みが分かれやすいハーブでもあります。

乾燥した土地でも育ち、風に対する耐久性も高いローズマリーは、栽培しやすい植物としても知られています。

ローズマリーは睡眠の質を高める効果・効能があるの？

ローズマリーの香りは、ストレスを和らげる効果が期待できます。そのため、ストレスがたまっていたり気分が落ち込んでいたりする人が嗅ぐと、不安が和らぎ、睡眠の質を高められるでしょう。

ストレスや気分の落ち込みは睡眠の質を下げるため、寝起きの身体のだるさや昼間の強い眠気につながります。そのような場合は、ローズマリーを活用してリフレッシュするのがおすすめです。

睡眠以外のローズマリーの効果・効能とは

ローズマリーにはストレスを和らげる他に、さまざまな効果・効能があります。ここからは、ローズマリーの効果や効能を紹介します。

ローズマリーの効果・効能①気分のリフレッシュ

疲れているときやストレスがたまっているときにローズマリーの匂いを嗅ぐと、気分をリフレッシュさせることができます。また、ローズマリーの香りには気分を高揚させる効果もあるので、ポジティブな気持ちになりたいときにもおすすめです。

ローズマリーの効果・効能②記憶力・集中力アップ

ローズマリーの香りには、記憶力を高める効果があるといわれています。そのため、「試験が控えている」といった記憶力を高めたいシーンに活用するとよいでしょう。加えて、リフレッシュ効果も期待できるので、仕事や勉強など集中したいときに嗅ぐのがおすすめです。

ローズマリーの効果・効能③血行促進

ローズマリーには、血流やリンパの流れをよくする成分が含まれているため、肩こりやむくみの改善、抜け毛を予防する効果が期待できます。ローズマリーで血行を促進させたい場合は、サプリメントで摂取したり、ローズマリーの精油をマッサージオイルとして使ったりするのがおすすめです。

ローズマリーの効果・効能④美肌

ローズマリーの効能により、血液の流れが促進されると、毛穴が引き締まることによる美肌効果が期待できます。また、肌のたるみを改善する成分も含まれているため、アンチエイジングにも効果的といわれています。肌の炎症を抑制する抗炎症作用もあるため、ニキビなどの肌トラブルを予防する効果も期待できるでしょう。

ローズマリーの効果・効能⑤虫対策

ローズマリーには、カンファーと呼ばれる香り成分が含まれています。カンファーは、古くから天然の防虫剤として使われているため、化学成分による健康被害が心配な人におすすめです。

ローズマリーを虫対策として使う場合は、庭やベランダにローズマリーを植えたり、精油から防虫剤を作ったりすると、より高い防虫効果が期待できるでしょう。

ローズマリーを使用して睡眠を改善する方法

ローズマリーを使って睡眠の質を改善する際は、ハーブティーとして飲んだり、アロマオイルの香りを楽しんだりするのがおすすめです。ここでは、ローズマリーのおすすめの活用方法を紹介します。

ハーブティーとして飲む

ストレスがたまっていたり、気分が落ち込んでいたりすると、なかなか寝付けず、睡眠の質が低下しやすくなります。寝る前にローズマリーのハーブティーを飲めば、ローズマリーのリフレッシュ効果によってネガティブな感情を緩和させられるので、スムーズに入眠しやすくなるでしょう。

温かい飲み物には、心身の緊張をほぐす効果があるので、寝る前に温かいハーブティーを飲む習慣を取り入れるのもおすすめです。

アロマオイルをお風呂に使用する

お風呂にアロマオイルや生のローズマリーを入れて、入浴するのもおすすめです。38～40℃のぬるめのお湯にゆっくり入ると、心身の緊張状態がほぐれ、睡眠の質を高める効果が期待できます。入浴中にローズマリーの香りを楽しめると、さらに心が安らぐでしょう。

ただし、寝る直前に入浴すると交感神経が優位になり、寝付けなくなる可能性があるので、就寝前の1～2時間を目安に入浴するのがおすすめです。

快眠や疲労回復効果がある入浴方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

アロマオイルの香りを嗅ぐ

アロマオイルを活用して、ローズマリーの香りを楽しむのもよいでしょう。自分の好きな香りを嗅いでリラックスすることで、寝付きをよくする効果が期待できます。ローズマリーの香りが好きな人は、就寝前に楽しむのもおすすめです。

ただし、ローズマリーには気分を高揚させる効果もあるため、寝る前に嗅ぐことで寝付きを悪くしてしまう可能性もあります。ローズマリーの香りが合わないと感じたときは、他のアロマオイルを試してみましょう。

寝室用のアロマオイルの選び方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

ローズマリーを活用するときの注意点

ローズマリーは優れた効果が期待できる一方で、妊娠中や授乳中の人、小さな子どもには刺激が強すぎるので使用を控えましょう。ローズマリーには子宮収縮作用があるといわれており、早産や流産のリスクを高めてしまう可能性があります。また、高濃度のローズマリーオイルは皮膚に強い刺激を与えるため、肌が弱い人は特に注意が必要です。

まとめ

ローズマリーには、リフレッシュ効果や血行促進、美肌効果があります。ローズマリーを使って睡眠の質を改善したい場合は、ハーブティーとして飲んだり、アロマオイルをお風呂に入れたりするのがおすすめです。

ただし、ローズマリーには気分を高揚させる効果もあるため、寝る前に嗅ぐことで眠れなくなる人もいます。ローズマリーの香りが合わないと感じたときは、他のアロマオイルの使用も検討してみましょう。