公開日:2025.01.16
更新日:2025.01.07
猫と一緒に寝るのは避けた方がいいのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。猫と一緒に寝ることには、飼い主のストレスが軽減したり、猫との信頼関係を築きやすくなったりするメリットがあります。一方、アレルギー症状が出る人や眠りが浅い人などは、一緒に寝るのを控えた方がよいでしょう。
今回は、猫と一緒に寝ることで期待できる効果や注意点を紹介します。猫と快適に眠るためのポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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一部のケースを除けば、猫と一緒に寝ても問題ないといえます。猫と一緒に寝ると、飼い主の幸福度が高まったりリラックスした状態で眠れたりする効果が期待できます。ただし、以下に該当する人は、一緒に寝るのを避けましょう。
猫と触れ合ったときに、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状が出る人は、一緒に寝ることで症状が悪化する恐れがあります。
眠りが浅い人は、一緒に寝ることで眠りがさらに浅くなり、寝不足につながる可能性があります。寝相が悪い場合、誤って猫にけがをさせてしまう危険性があるので、別々に寝るのがよいでしょう。
猫と一緒に寝るときは、アレルギー症状や睡眠の深さ、寝相から問題ないかを判断しましょう。
猫と一緒に寝ることには、以下のような効果が期待できます。
それぞれ詳しく紹介します。
猫と触れ合うと、幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌されるといわれています。オキシトシンにはストレスを軽減する効果が期待できるので、リラックスした状態で眠りやすくなります。
猫と一緒に寝ると、信頼関係を築きやすくなります。一般的に猫は縄張り意識が強く、単独行動を好む動物です。それでも飼い主と一緒に寝てくれるのは、飼い主のことを信頼している証拠といえます。
一緒に寝ることで触れ合う時間が長くなれば、より深い信頼関係を築けます。
猫の体温は人より高い傾向があります。猫と一緒に寝ると寒い冬でも心地のいい温かさで眠れます。なかには、飼い主のぬくもりを求めて一緒に寝てくれる猫もいるでしょう。
猫と一緒に寝るときは、以下の点に注意しましょう。
それぞれ詳しく紹介します。
猫が夜中に移動したり毛づくろいをしたりすると、飼い主も目が覚めてしまう可能性があります。
また、猫が近くで寝ていると寝返りが自由に打ちにくくなるでしょう。寝返りには、身体の特定箇所に圧力が集中するのを防ぎ、身体の負担を軽くする役割があります。
適度な寝返りが打てなくなれば、身体のしびれや痛みを引き起こして夜中に目が覚めやすくなってしまいます。寝返りが打てないことで睡眠の質が下がると、日中の強い眠気や疲労感につながるので注意が必要です。
睡眠不足に悩まされているときは、別々に寝ることも視野に入れておきましょう。
猫と一緒に寝ると、猫の抜け毛や汚れが寝具に付着してしまうことがあります。そのまま放置すると嫌な臭いやダニが発生する可能性があるので、定期的に寝具を洗濯しなければなりません。猫が寝具で粗相したときは、寝具の買い替えが必要になることも考えられます。
トイレトレーニングが済んでいない場合や、老化によってトイレがうまくできない場合は、一緒に寝るのを控えましょう。
猫と触れ合う時間が増えると、猫の抜け毛やノミ、ダニによってアレルギー症状を引き起こしてしまう恐れがあります。加えて、口の周辺や傷口をなめられると、動物由来感染症を発症するリスクが高まるといわれています。
一緒に寝るからといって必ずしも感染するわけではありませんが、猫のノミ・ダニ予防をしたり、定期的な健康診断をしたりするなどの対策が欠かせません。
猫と一緒に寝ることには、寝返りを打った飼い主の下敷きになったり猫がベッドから転落したりするリスクがあります。足元に寝る猫を蹴ってしまうことも考えられます。
身体の小さな子猫や動きが鈍くなったシニア猫は、大けがにつながることもあるので、猫の年齢に合わせて別々に寝ることも検討しましょう。
猫が飼い主と一緒に寝たがる理由には、以下のようなものがあります。
猫は飼い主のことを自分を守ってくれる母親と認識しているケースが多いです。飼い主のそばにいることで安心感を得たり甘えたりしたいと思っているのかもしれません。
猫と一緒に快適に寝るには、以下のポイントを押さえておきましょう。
それぞれ詳しく紹介します。
猫と一緒に寝るときに起こりうるトラブルを防ぐためには、安心して眠れる睡眠環境に整えることが大切です。具体的には、以下のことに取り組みましょう。
アロマのなかには、猫が中毒症状を引き起こすものがあります。なかでも、ティーツリーやペパーミントは、特に危険とされているので使用するのはやめましょう。
寝具に猫の抜け毛や汚れが蓄積すると、ダニやカビが繁殖しやすくなります。ダニやカビは人間だけでなく、猫にも悪影響を与えてしまう可能性があります。そのような事態にならないためにも、寝具のメンテナンスを定期的にするようにしましょう。
マットレスのお手入れ方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
猫の爪が伸びていると、飼い主がけがをしたり寝具に引っかかって生地が破れたりするリスクが高まります。そのようなトラブルにならないためにも、猫の爪を定期的に切るようにしましょう。小まめにブラッシングすることには、猫の抜け毛やノミによるアレルギー症状を引き起こすリスクを抑える効果が期待できます。
猫の健康を守るためにも、ワクチン接種やノミ・ダニ予防の薬、定期的な健康診断を受けることも忘れないようにしましょう。
最後に猫と一緒に寝ることに関するよくある質問に回答していきます。
猫の寝る位置から、以下のように猫の心理状態がわかるといわれています。
寝る位置 | 心理状態 |
枕元や顔付近 | ・飼い主のことを信頼している・安心したい、甘えたいと思っている |
足元 | ・ほどよい距離を保ちながら近くにいたい・甘えたい気持ちもあるが、足元が落ち着く |
布団の中 | ・布団の中が暖かくて寝心地がいい・飼い主を信頼している |
飼い主から離れた場所 | ・遠くから飼い主を見守りたい・甘えるのが苦手 |
猫と一緒に寝るときは、どこにいることが多いのかチェックしてみましょう。
猫が一緒に寝たがるのは、以下のような人です。
一方、寝相が悪い人や柔軟剤などの匂いが強い人と一緒に寝るのは好まないとされています。
猫が一緒に寝てくれず、寂しい思いをしている人もいるでしょう。猫と一緒に寝るためには、以下のようなことに取り組んでみるのがおすすめです。
ただし、警戒心の強い猫やすでにお気に入りの寝床がある猫は、一緒に寝てくれないこともあります。
猫と一緒に寝ると、飼い主のストレスが軽減する効果が期待できます。一方、夜中に何度も目が覚めて睡眠の質が下がったり、アレルギー症状を引き起こしたりする可能性があるので注意が必要です。
愛猫の健康を守るためにも、アロマを近くに置かないなどの注意点を押さえたうえで寝るようにしましょう。
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