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低反発枕のメリット・デメリットを解説!後悔しないための正しい選び方

公開日:2021.10.21

更新日:2025.12.10

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頭の形にフィットし、包み込まれるような寝心地が魅力の低反発枕。しかし、「寝返りがしにくい」「夏場にムレる」といったデメリットも存在します。この記事では、低反発枕が持つメリットと、後悔しないために知っておきたいデメリットを徹底解説します。さらに、ストレートネックや肩こりに悩む方が、自分の寝姿勢や体型に合った理想的な低反発枕を選ぶためのポイントを、寝具専門店の視点から詳しくご紹介します。

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低反発枕とは?高反発枕との大きな違い

低反発枕の主な素材は、粘弾性のある低反発ウレタンフォームです。この素材が、枕の特徴的な性質を生み出しています。

低反発(低反発ウレタン)の特性

低反発とは、圧力が加わった後にゆっくりと元の形状に戻る性質(粘弾性)を持つ素材のことです。特に、身体の圧力に合わせて沈み込み、頭や首の形状にフィットすることで、体圧を広範囲に分散させる効果があります。

この特性により、頭を優しく包み込むような「フィット感」が得られ、一か所に負担が集中するのを防ぐことができます。

低反発枕と高反発枕の比較

枕は主に低反発と高反発に分けられますが、それぞれの反発力の違いが、寝心地や向いている人、デメリットを大きく左右します。

特徴低反発枕高反発枕
反発力低い(ゆっくり沈み、ゆっくり戻る)高い(素早く強く押し返す
寝心地包み込むようなフィット感、密着感があるしっかりとしたサポート力、弾力性がある
体圧分散優れている(広範囲に圧力を分散)優れている(硬さで支える)
寝返りしにくい傾向がある(沈み込みすぎる場合)しやすい傾向がある(反発力でサポート)

低反発枕のメリットと知っておくべきデメリット

低反発枕は、特に首や肩に不調を抱える方にとってメリットが大きい一方で、素材の特性上、いくつかのデメリットも存在します。購入前に必ずチェックしておきましょう。

低反発枕の3つのメリット

  • 体圧分散性が高い:頭や首の凹凸に合わせてウレタンが変形するため、身体にかかる圧力を一点に集中させず、広く分散させることができます。これにより、首や肩の負担が軽減され、ストレートネックの方にも人気があります。
  • 理想的な寝姿勢をサポート:仰向け寝でも横向き寝でも、頸椎のS字カーブや背骨のラインを理想的な状態に維持しやすくなります。
  • 静かで寝つきが良い:素材自体が柔らかく、頭が動いた際も音がほとんど発生しないため、音に敏感な方でも快適な睡眠環境を維持できます。

低反発枕の3つのデメリット

  • 通気性が低い:ウレタンフォームは構造上、通気性があまり良くありません。特に夏場や寝汗をかきやすい方は、熱がこもりやすくムレを感じやすいというデメリットがあります。
  • 寝返りがしにくい場合がある:体全体が深く沈み込みすぎる低反発枕の場合、寝返りの際の動きを妨げ、長時間同じ姿勢になりやすい傾向があります。これは血行不良や肩こりの原因となる可能性があります。
  • 温度変化に弱い:低反発ウレタンは温度に反応する特性があり、冬場など気温が低い環境では硬く感じられ、本来のフィット感が失われる可能性があります。

後悔しない低反発枕の選び方:高さ・形状・素材のチェックポイント

低反発枕のメリットを最大限に活かすためには、自分の体型や寝姿勢に合ったものを選ぶことが大切です。特に、高さとサイズ選びを慎重に行いましょう。

1. 適切な高さで選ぶ:調整機能があるか

枕の高さは、首の負担を減らすために最も重要な要素です。低反発枕は沈み込みが大きいため、実際に頭を乗せたときに理想の高さになるかを確認しましょう。

  • 理想の寝姿勢:仰向けで寝たとき、立った時の姿勢に近いS字カーブを首が保てていること。横向きで寝たとき、背骨が床と一直線になっていることが理想的です。
  • 高さ調整機能:体型やマットレスの硬さによって理想の高さは変わるため、内部のウレタンシートやパッドで細かく調整できる設計の枕を選べば、失敗のリスクを軽減できます。

2. 形状とサイズで選ぶ:寝返りを妨げないか

低反発枕の形状は、フラット型、ウェーブ型(波型)、くぼみ型など様々ですが、首のカーブにフィットし、頭を安定させる頸椎支持構造のものがおすすめです。また、枕のサイズは寝返りを打っても頭が落ちないよう、横幅が60cm以上のワイドタイプを選びましょう。

3. 素材の密度と通気性をチェックする

一口に低反発ウレタンと言っても、その密度(重さ)によって寝返りのしやすさや耐久性が異なります。高密度な素材ほど耐久性が高く、へたりにくい傾向があります。また、低反発のデメリットである通気性の低さを補うために、ウレタン自体に穴を開ける通気孔構造や、メッシュ素材の枕カバーが採用されているかどうかも重要なチェックポイントです。

まとめ:低反発枕はデメリット対策と自分に合った調整が鍵

低反発枕は、頭の重さをしっかり分散し、首や肩への負担を軽減する「フィット感」が最大の魅力です。しかし、通気性や寝返りのしやすさといったデメリットも考慮し、高反発素材との比較検討も行うことが大切です。

特にストレートネックや慢性的な肩こりでお悩みの方は、枕の高さや硬さを細かく調整できる設計のものを選び、自分の身体に理想的にフィットする枕を見つけることが、質の高い睡眠へと繋がります。

ビーナスベッドでは、様々な素材・構造の枕をご用意し、お客様の寝姿勢や体型に最適な寝具選びをサポートしております。まずは店頭やオンラインで、ご自身の睡眠を見直すための第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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寝具専門店おすすめのマットレス

NERUSIA高弾性ウレタンマットレス

NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。

業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。

キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。

雲のやすらぎプレミアムマットレス

「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。

まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。

寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。

NELLマットレス

「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。

商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

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