公開日:2023.06.23
更新日:2025.05.31
寒くなる時期やエアコンの使用が増える季節は、どうしても部屋の乾燥が気になります。しかし、どのように対策すればよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。乾燥対策といえば加湿器の利用が一般的ですが、実は加湿器がなくても、周りにあるものを使って手軽に室内を潤す方法はたくさんあります。本記事では、加湿器なしで加湿するアイデア15選や、自作でできるグッズ、ホテルやオフィスでの乾燥対策などを紹介します。部屋の乾燥で喉や肌のトラブルが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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部屋が乾燥していると、粘膜の防御機能が低下してウイルスが体内に侵入しやすくなります。風邪を引きやすくなるなど、さまざまな体調不良を招くリスクがあるため注意が必要です。加湿器の利用がもっとも手軽ですが、「持っていない」「電気代をおさえたい」「手入れが面倒」といった理由で使わないケースもあるでしょう。
実は、加湿器なしでも、水を蒸発させて湿度を上げる工夫をするだけで十分に乾燥対策ができます。身近にある道具で代用できるので、ホテルや旅行先でも活用可能です。節電にもつながるエコな方法が多いのも大きなメリットです。
ここからは、加湿器なしでも加湿できる15の方法を紹介します。どれも身近なアイテムを使って簡単に取り入れやすく、加湿効果が期待できます。ぜひ自分の暮らしに合った方法を試してみてください。
洗濯物を部屋干しすると、加湿器を利用しているのと同じように、水分が蒸発して部屋の湿度を上げてくれます。とくに冬場は室内で洗濯物が乾きやすいため、加湿効果も得やすいでしょう。ただし、洗濯物が多いと湿度が上がりすぎる場合があります。湿度が高くなりすぎたら窓を開けて換気を行うなど、こまめに調整してください。
入浴後にお風呂の扉を開けておくと、浴室内の湿度が部屋に流れ込み加湿されます。ただし、風呂場が加湿したい部屋から離れていると効果が薄い点がデメリットです。ワンルームや1Kのように浴室と居室が近い場合は、しっかり効果が得られます。
寝ている間に喉や肌が乾燥しないよう、寝室に濡らしたタオルを吊るすのも簡単かつ効果的です。エアコンや扇風機の風が当たる位置にかけておくと、水分が拡散されてより効率よく潤います。生乾き臭を防ぐために、タオルは毎回清潔なものを使用してください。
鍋ややかん、電気ケトルなどでお湯を沸かすと湯気が部屋に広がり、加湿効果を得られます。鍋料理をする時にも同様の効果が期待できます。ただし、空焚きにはくれぐれも注意し、火をかけっぱなしにすることは避けましょう。
コップや花瓶、ガラス瓶などに水を入れて部屋やデスクに置くのも手軽です。インテリアとして見栄えのよい容器を選ぶと、部屋におしゃれな雰囲気を出しつつ加湿できます。会社のデスクやオフィスでも実践しやすいアイデアです。
水やお湯を入れたお皿や容器にスポンジを浸けておくと、スポンジがフィルターの役割を果たし、加湿器の代わりになります。おしゃれなスポンジや容器を選んで、インテリアとして楽しむのもよいでしょう。
部屋に霧吹きでミスト状の水を吹きかける方法も有効です。カーテン、ラグ、ソファーなどの布製品に吹きかけると、水分を含んだ布から少しずつ湿気が放出されます。ただし、生地を濡らしすぎるとカビやシミの原因になる場合があるので注意が必要です。アロマオイルを加えて爽やかな香りづけをするのもおすすめです。
観葉植物は根から水分を吸い上げて、葉や茎から水分を放出するため、「天然の加湿器」としても活躍します。リビングや寝室に置くと、部屋の見た目が華やかになり、癒やし効果も得られます。植物の種類によっては水分の蒸散量が多いものもあるので、好みや部屋の広さに合わせて選んでみてください。
美容スチーマーは肌の乾燥ケアだけでなく、使用中に部屋へ蒸気を放出し、加湿器代わりにもなります。スチーマーを使いながらリラックスすることで、喉や鼻の粘膜にも優しい環境を作ることができます。
石油ヒーターは燃焼時に水蒸気を発生させるため、エアコン暖房よりも乾燥しにくいのが特徴です。エアコンを使うとどうしても部屋がカラッとしがちですが、石油ヒーターなら適度に潤いを与えてくれます。ただし、換気に気をつける必要があるため、こまめに空気を入れ替えてください。
部屋全体の水分量を増やすには、水拭き掃除が効果的です。掃除機でホコリをとったあとに床や窓を拭くと、清潔さを保ちながら加湿もできます。乾燥対策と掃除が同時にできる「一石二鳥」の方法です。
熱帯魚などを飼っている場合、水槽の蓋を少し開けるだけで水分が蒸発し、部屋の湿度を上げることができます。しかし、蓋を開ける分だけ水槽の水が減りやすいので、定期的な補充を忘れないようにしましょう。
キッチンのシンクや洗面器にお湯を張っておくと、蒸気が立ち上って部屋を加湿します。お湯の方が水よりも蒸発が早いので、即効性を求めるときに便利です。排水する際に配管の汚れやにおいも洗い流せるので一石二鳥です。
加湿を急ぎたいときは、濡れタオルを部屋の中で振り回して空気に水分をまんべんなく行き渡らせる方法があります。ただし、水が滴らないようにしっかり絞ってから振り回すようにしてください。振り回すと空気が循環し、効果的に室内を潤せます。
定期的にカーテンを洗う習慣があるなら、部屋干しすることで加湿効果を得られます。洗って干している間に室内の湿度が上がり、部屋の空気をリフレッシュするメリットもあります。湿度が高くなりすぎるようであれば窓を開けて換気をするとよいでしょう。
加湿器の代わりとして洗濯物や濡れタオルを部屋干しする方法は、手軽かつ効果的ですが、加湿しすぎると結露やカビの発生につながるため、注意が必要です。湿度が上がりすぎたら窓を開ける、サーキュレーターで風を通すなどしましょう。また、生乾き臭が気になる場合は、部屋干し用洗剤を使ったり、短時間で乾かす工夫をしたりするとよいでしょう。
なお、寝室で加湿しすぎるとカビが発生し、マットレスやベッドにダメージを与える可能性もあります。必要以上に湿度を上げすぎないよう注意しながら、効果的に部屋を潤しましょう。カビの対策については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
続いて、加湿器の代わりになるアイテムを自作する方法を6つ紹介します。どれも家にある材料で手軽に作れるため、工夫しながら楽しんでみてください。
コーヒーフィルターを2~3枚ほど、好きな形に整えて水の入った容器にセットすると、簡易加湿器として使えます。使い終わったら気軽に取り替えられるのも利点です。容器のデザインを選んでインテリアとしても楽しんでみましょう。
フェルト生地も水を吸い上げやすく、コーヒーフィルターと同様に容器に挿すだけで加湿グッズとして機能します。色や形を自由にカットし、縫い合わせたりしてアレンジを楽しめるのが特徴です。部屋の雰囲気に合わせて手作りしてみてください。
ペットボトルに水を入れ、そこにタオルを差し込むだけでも立派な加湿器代わりになります。タオルが水を吸い上げて蒸発し、部屋にうるおいを与えます。材料費がほとんどかからない点も魅力です。
キッチンペーパーをジャバラ状に折り、コップや小さな花瓶に差し込むと、紙が水を吸い上げて部屋に湿気を放出します。形を扇状に広げれば、蒸発面積が大きくなるので加湿効果がアップします。
古紙を容器に挿すだけでも加湿器として活用できます。新聞紙なら消臭効果も期待できるため、一石二鳥のアイテムです。見た目が気になる方は、容器を工夫したり新聞紙を細くカットしてまとめたりすると部屋に馴染みやすくなります。
編み物が好きな方は、毛糸で編んだモチーフを活用する方法もあります。コットンやリネン素材の毛糸を使うと、吸水性が高まるため効率よく加湿できます。さまざまなモチーフを作って飾ると、見た目にも楽しくなります。
出張や旅行でホテルに宿泊した際に、部屋が乾燥していて眠りづらい場合もあるでしょう。そんな時は、バスタブにお湯を張って浴室のドアを開けるだけで簡単に加湿できます。入浴後の湿気を利用するのも効果的です。また、濡れたタオルを干す、コップに水を入れて枕元に置くなども、すぐに実践できる方法です。
オフィスやデスク周りでも、加湿器がないと乾燥しやすい環境になりがちです。以下のような簡単な方法で対策してみてください。
職場によっては空調の関係で乾燥しやすい場合があるため、こうした工夫で適度な湿度を保ち、喉や肌の負担を減らして快適に過ごしましょう。
加湿器や代わりのアイテムを使う以外にも、日常生活で乾燥を予防する習慣を身につけると快適に過ごせます。ここでは3つのポイントを紹介します。
マスクを着用すると呼吸によってマスク内に湿気が保たれるので、喉や鼻の乾燥を予防しやすくなります。風邪やウイルス感染のリスクを下げる効果も期待できます。ただし、肌荒れしやすい方は素材や形状を吟味して選んでみてください。
乾燥は肌トラブルの原因になるため、普段からスキンケアをしっかり行うことが大切です。化粧水や乳液をたっぷり使って保湿し、クリームなどで水分の蒸発を防ぎましょう。とくに冬場は空気が乾燥しやすいので、いつもより丁寧なお手入れを心がけてください。
身体の内側からも潤いを与えるため、水やお茶などでこまめに水分を補給することが重要です。夏ほど汗をかかない冬場は、水分不足に陥りやすいので特に意識しましょう。温かい飲み物を飲むと冷えも和らげられます。
日本は夏の高温多湿と対照的に、冬は低温低湿になる傾向があります。とくに、太平洋側など降雨量が少ない地域に住んでいる場合は、より注意が必要です。さらに暖房の使用によって空気中の水蒸気量が減少し、乾燥しがちです。また、気密性が高い住宅や24時間換気システムが備わっている家では、外気との空気交換が制限され、乾燥しやすくなります。
乾燥した状態をそのままにしておくと、肌荒れや喉の痛みなどのトラブルだけでなく、風邪を引きやすくなる、脱水症状になりやすい、火災リスクが高まるなど、さまざまなデメリットがあります。具体的に5つのリスクを見てみましょう。
空気が乾燥すると、皮膚のバリア機能が低下しやすくなり、吹き出物やシワ、かゆみなどの肌トラブルにつながります。化粧水や乳液、クリームなどでこまめに保湿を行いましょう。
部屋が乾燥していると、吸い込む空気が乾燥して喉に刺激を与えやすくなります。声枯れや痛みへ発展する恐れがあるため、湿度管理が欠かせません。
乾燥した空気はウイルスが活性化しやすくなり、鼻や喉の粘膜機能も低下するため、風邪を引きやすくなります。加湿で適度な湿度を保つことで、ウイルスの活動を抑えられる可能性があります。
意外に思うかもしれませんが、冬場も呼吸や皮膚から水分は失われています。喉の渇きを感じにくい季節こそ、こまめに水分補給を心がけて脱水症状を予防しましょう。
乾燥した室内は火が燃え広がりやすいため、火災リスクが高まります。冬は暖房器具を使う機会が増えるので、火の取り扱いには十分注意してください。
加湿は40~60%の湿度を目安に行うとよいといわれます。加湿しすぎるとカビやダニが繁殖しやすくなり、アレルギーや喘息などの原因になる恐れがあります。とくに寝室での加湿は、時々窓を開けて換気をするなど、適度に湿度を調整することが大切です。
加湿器を頻繁に使うと電気代が気になる方も多いでしょう。そんな方には、電源不要で水を吸い上げて自然に蒸発させる「自然気化熱式アイテム」もおすすめです。フィルター状の紙や陶器を水に浸けて、ゆっくり蒸発させるタイプの商品が市販されています。適度に湿度を保ちながら、電気代をかけずに乾燥対策ができるエコな方法です。
乾燥が気になる季節でも、加湿器がなくても身近なアイテムを使って部屋をしっかり潤すことができます。洗濯物の部屋干しや濡れタオル、自作の簡易加湿器など、工夫次第で加湿できる方法はたくさんあります。ただし、加湿しすぎると結露やカビの原因になり得るため、湿度計などで適度に管理することが重要です。
快適な寝室環境を整えることで質の良い睡眠が期待でき、肌や喉のトラブル予防にもつながります。
ビーナスベッドでは、よりよい睡眠をサポートするマットレスや寝具を多数取りそろえています。加湿方法を上手に取り入れながら、住まい全体の環境づくりを見直してみましょう。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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