公開日:2020.07.10
更新日:2025.06.23
羽毛布団は、軽さや保温性に優れ、冬だけでなく一年を通して快適に使いやすい人気の寝具です。一方で「ダック」「グース」「マザーグース」の違いや価格帯、側生地、ダウンパワーなど、専門用語が多くてどれを選べばよいか迷う方も少なくありません。そこで本記事では、健康志向の高い家庭層の方や、買い替え・新調を検討している方へ向けて、失敗しない羽毛布団の選び方やおすすめ製品を解説します。さらに洗濯や手入れ方法、収納のコツにも触れていますので、ぜひ参考にしてください。
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羽毛布団は、軽くてあたたかく寝心地のよい掛け布団です。ダウンが空気をたっぷり含むことで保温性に優れ、一方で通気性も高いためムレにくく快適に眠れます。また、ふとん自体の重量が軽いため身体への圧迫感が少なく、肩こりなどが気になる方にも選ばれています。高品質な羽毛はふわりとしたボリューム感が長持ちするため、価格はやや高めでもコスパがよい点も人気の理由です。
羽毛の種類は、主にアヒル(ダック)とガチョウ(グース)に分類できます。さらに親鳥から採取した「マザーグース」は一段上の上質ダウンとして知られています。ここではそれぞれの特徴を簡単にまとめました。
種類 | 特徴 | 価格帯 |
ダック(アヒル) | 比較的安価・獣臭がやや出やすい 保温性はグースより劣る場合が多い | 低~中価格帯 |
グース(ガチョウ) | ダウンボールが大きく保温性が高い 臭いが少ない傾向 | 中~高価格帯 |
マザーグース | 親鳥のダウンでダウンボールがさらに大きい 高級品が多く、耐久性・弾力が高い | 高価格帯 |
普段使いならダック、より保温力や耐久性を求めるならグース、さらに上質で長く使いたい場合にはマザーグースが選ばれることが多いです。
失敗しない羽毛布団選びをするためには、以下の4つのポイントを意識することが重要です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
同じダックやグースでも、飼育環境や産地によりダウンの品質は異なります。寒暖差の大きい地域で育った水鳥ほど保温性が高いといわれます。
また「ヨーロッパ産」「ポーランド産」「ドイツ産」「フランス産」など、国名が明記されているものは、比較的安定した品質が期待できます。なかでも「マザーグース」は成熟した親鳥のダウンを使用しており、耐久性やボリュームが秀でていて、高級布団に多く使われています。
羽毛布団には「ダウン率○○%」という表示があります。羽毛(ダウン)と羽根(フェザー)の割合で、一般的にダウン率が高いほど保温力が高く、ふわりとやわらかな寝心地となります。
さらに「ダウンパワー(dp)」という指標もあり、数値が大きいほどかさ高性と保温性に優れています。プレミアムゴールドラベルに代表されるように、「400dp以上」なら暖かさや弾力がしっかり感じられるでしょう。
羽毛布団の外側を包む生地も非常に重要です。通気性と軽さを両立する綿100%や超長綿サテンなどがおすすめです。ポリエステルが混紡されている場合は防ダニ加工や強度面でメリットがある一方、やや蒸れやすいケースもあります。
羽毛布団の側生地に関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。
羽毛布団は内部の羽毛が偏らないよう、キルトと呼ばれる仕切りが施されています。最も一般的なのは「立体キルト」で、羽毛がふんわり入りやすく保温性も高い構造です。さらに「二層キルト」「キルトマスの数」などによって保温性やフィット感が変わるので、製品仕様を確認しましょう。
ここからは、人気メーカーを中心に代表的な羽毛布団を用途別に紹介します。それぞれの特徴や魅力をざっくり把握しておきましょう。
純日本製羽毛布団「和雲」プレミアムモデルは、ポーランド産マザーグースを95%使用しており、日本羽毛製品協同組合が発行する品質推奨ラベルの中で最高級の羽毛布団にだけ発行される 「プレミアムゴールドラベル」を取得しています。
マザーグースはダックやグースと比べてダウンボールが大きく、保温性・耐久性によりすぐれたモデルとなっています。
和雲の羽毛布団にしか使われていない 独自のDown-Breathe(ダウンブリーズ)®生地は、 極細の超長綿で丹念に編み込まれ、 通常の綿生地より約38%も軽く、ダウンボールのふくらみを邪魔しません。
夏用に使える薄い肌掛け布団、春秋用にちょうど良い合掛け布団、1枚で冬用に使える本掛け布団の3種類に加え、さらに羽毛を増量した厚掛け布団の合計4つの羽毛布団を、季節や環境に合わせて使い分けることができます。専用収納ケースが付いてくるので、滞在先への持ち運びや大切な人への贈り物にもおすすめです。
ドイツ産ダック90%を使用し、ダウンボールの大きさは平均と比べて約1.2倍、充填量も1.2kgと納得のボリューム感。側生地には抗菌・防臭加工を施されておりいつも清潔。老舗寝具メーカー昭和西川の誇る、レビュー4.5以上の高品質羽毛布団です。
サイズ | 150×210cm | ダウンパワー | 370 |
羽毛の種類 | ドイツ産ダック | ダウン比率 | 90% |
合い掛けは、いわゆる「中わた量」が少し控えめで、寒暖差の激しい時期に活躍します。例えば昭和西川の羽毛合掛け布団は「軽いのにあたたかい」「肌掛けとのセットでオールシーズン対応可」と好評です。
夏は意外と寝汗をかく季節。通気性の高い羽毛布団なら、冷房時の冷え対策としても使えます。無印良品などでは「羽毛肌掛け布団」が人気で、自宅の洗濯機で手軽に洗えるモデルも多数あります。
「2枚合わせ(デュエット)布団」は、合い掛け+肌掛けの2枚をホックなどで連結し、冬は重ね使い、夏は肌掛けのみというように1年中活躍させるタイプです。タンスのゲンや昭和西川からも様々な商品が販売されており、収納スペースを節約したい方におすすめです。
せっかくの高品質な羽毛布団も、使い方や手入れを誤ると寿命が短くなってしまいます。長く快適に使うためのポイントをおさえましょう。
羽毛布団のお手入れに関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。
また羽毛布団にはダニが発生しにくいとも言われていますが、放置しているとホコリやダニが蓄積してしまう可能性もあります。定期的な換気やメンテナンスが重要です。
羽毛布団 ダニに関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。
羽毛布団は、軽さ・保温性・通気性がバランスよく備わった寝具です。グースかダックか、マザーグースを選ぶか、側生地やダウン率など、チェックポイントは多いですが、押さえるべき基本は意外とシンプルです。
一度購入しておけば、しっかり手入れすることで長く愛用できます。冬はもちろん、合い掛けや肌掛けタイプなら季節を問わず快適に過ごせるでしょう。ぜひ本記事を参考に、ご自身やご家族のニーズにぴったりな羽毛布団を見つけてみてください。
ビーナスベッドについて
ビーナスベッドでは、睡眠を通じて生活の質を向上させるための情報を発信しています。マットレスやベッドフレーム、枕などの寝具から健康的な睡眠習慣まで、幅広くサポートいたします。ぜひ、他の記事もあわせてご覧いただき、理想の寝室づくりの参考にしてください。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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