ベッドスプレッドとは？正しい使い方や種類を知って寝室をおしゃれに！

ベッドスプレッドは、ベッドメイキングをした後に、掛け布団の上からかぶせるカバーのことです。あまり耳なじみのない寝具かもしれませんが、ホテルのベッドで見かけることがあるでしょう。ベッドスプレッドはベッドの汚れ防止、寝室のアクセントになります。

今回はベッドスプレッドがどういうアイテムなのか、寝室にベッドスプレッドは必要なのかお伝えします。自分のベッドに合ったベッドスプレッドのサイズや種類、正しい使い方を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

ベッドスプレッドとはどういうアイテム？

ベッドスプレッドはベッド用寝具のひとつで、掛布団の上からかぶせるカバーのことです。ベッドカバーと呼ばれることもあります。

ベッドメイキングのアクセントや、寝室のインテリアとして活躍するでしょう。また、ベッドスプレッドでベッドを覆えば、シーツや布団の目隠しとなり、生活感のない空間を演出します。

ベッドスプレッドには丈が床まである長いタイプと掛け布団が隠れるくらいの丈が短いタイプがあります。生地やデザインの種類も多岐にわたるため、ベッドのサイズや好みに合わせたものを選ぶと良いでしょう。

ベッドスプレッドは必要？ 

ベッドスプレッドは必需品ではないものの、寝室をすっきりさせたい、おしゃれな空間を演出したい、インテリアを楽しみたいなら、ぜひ取り入れてほしいアイテムです。ベッドスプレッドがあれば、寝室の雰囲気をガラッと変えることができるでしょう。

ベッドスプレッドのメリットを紹介します。

生活感のないおしゃれな空間に

掛け布団の上からかぶせるベッドスプレッドは枕や掛け布団を隠すため、生活感のないおしゃれな空間を演出できます。また、ベッドのほこり避けにもなり、ベッド自体は清潔な状態を保てるのです。特にリビングとベッドルームを兼ねたワンルームでは、布団の汚れ防止になるので重宝するでしょう。

たたみ方、掛け方によって部屋の雰囲気を変えられる

ベッドスプレッドは大きな一枚布なので、折りたたんでみたり掛け方を変えたりできます。その日の気分や季節に合わせて、部屋の印象を変えられるのが魅力です。たとえば、ベッドスプレッドを折りたたみ、ホテルのようなベッドスローにすることも可能です。

ベッドスプレッドの正しい使い方 

一般的には、ベッドを使わない日中に、掛け布団の上からベッドスプレッドをかぶせます。枕や掛け布団が隠れるようにかぶせると、ベッドの汚れを防いだり、寝室のアクセントになったりします。

就寝時にはベッドスプレッドを取り外すのはもちろん、そのまま薄手の掛け布団代わりに使用するのも良いでしょう。毛布や布団と合わせると保温性がアップすることも。取り外す際は、折りたたんで邪魔にならない場所に保管します。

ベッドスプレッドの種類 

ベッドスプレッドは丈の長さ、生地、素材のバリエーションが豊富です。

丈の長さ

丈の長さは、好みやライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。

ベッドをすべて隠す丈の長いタイプ

枕から掛け布団、ベッドの足まで覆うタイプです。下まで隠せるので、生活感のない空間になります。

ベッドの上の掛け布団が隠れる丈の短いタイプ

掛け布団は隠すものの、ベッドの足は見せます。ほこりが裾につかないのが魅力です。現在は、丈の短いベッドスプレッドが主流になっています。

生地

代表的な生地の種類は以下の通りです。

キルト

キルトは上下の生地の間に薄く綿を入れ、縫い合わせたものです。縫い目によってモダンやハワイアン、カントリー、北欧風など幅広い種類があります。寝室のイメージに合わせて選べるでしょう。

布

キルティング加工されていないタイプです。布タイプのベッドスプレッドによっては、裏地のあるものもあります。ほかの生地より価格が安く、軽いためサッとかぶせられます。汚れてもすぐに洗濯できるのが魅力です。

ニット

1本の糸を編み込むようにつくられたニット生地。編み方、カラーのバリエーションによってナチュラルになったり、スタイリッシュになったりします。

また、ニット生地は部屋にあたたかみを与えてくれるため、やさしい雰囲気を演出してくれるでしょう。

素材

ベッドスプレッドでよく使用される素材は2種類あります。

コットン

柔らかな肌ざわりが魅力のコットン。丈夫で水にも強いため、汚れが気になればすぐに洗えます。清潔な状態を保てるのがうれしいですね。

ポリエステル

ポリエステルは耐久性と速乾性に優れています。軽いうえに強度が高く、シワにもなりにくいため、お手入れしやすいでしょう。

マルチカバーでベッドスプレッドの代用を 

自分好みのベッドスプレッドがない場合は、マルチカバーで代用することも可能です。

使用しているベッドのサイズに合ったものを選びましょう。小さすぎるとベッドの汚れを防げないからです。

また、洗いやすい、お手入れしやすいマルチカバーを選ぶのも大切です。家庭用の洗濯機で丸洗いできるものがおすすめです。とくに、ポリエステルや天然コットンは洗えるうえに乾きやすいので、ペットや子どもがいる家庭で活躍するでしょう。

ベッドスプレッドのサイズ 

ベッドスプレッドのサイズは、メーカーや商品によって異なります。目安としてのサイズは、ベッド幅に80㎝、ベッド丈に40㎝加えたものを選ぶと良いでしょう。枕にかぶせるタイプのベッドスプレッドを購入する場合は、40㎝ではなく60㎝をプラスしたサイズを選びます。

ベッドスプレッドの選び方 

ベッドスプレッドを選ぶときに役立つポイントを紹介します。

重さ

ベッドスプレッドを頻繁に使う場合は、重さも考慮して選びましょう。とくに、重いベッドスプレッドは水を含むと余計に重くなるため、洗うのも干すのも手間がかかってしまいます。

お手入れ方法

速乾性のある素材、乾燥機を使っても縮みにくい素材のベッドスプレッドを選ぶのがおすすめです。ベッドスプレッドは思った以上に、ほこりや汚れが付着するからです。自宅で気軽にお手入れできるベッドスプレッドなら、小さな子どもやペットがいる家庭でも清潔な状態をキープできるでしょう。

サイズ

シングルやセミダブルなど、ベッドのサイズに合わせてベッドスプレッドも選びましょう。床からマットレスの高さを考慮するのも大切です。

ベッドスプレッドのお手入れ方法

まずは洗濯表示を確認しましょう。生地によっては洗えない場合もあるからです。間違った洗濯方法だと、縮んだり傷んだり、色落ちしたりすることがあります。

ほかの衣類と一緒に洗わない

ほかの衣類を一緒に洗濯すると、洗濯物どうしがこすり合うため、生地が傷みやすくなります。多めの水で単独洗いするのがおすすめです。

柔軟剤の使用は控える

柔軟剤はふんわり仕上げるものの、吸水性が低下したり汚れが落ちにくくなったりします。また、ゴワゴワの原因になることもあります。

洗濯ネットに入れる

ベッドスプレッドをそのまま洗濯機に入れると、遠心力でねじれたり、引っ張られて生地が傷んだりします。とくにフリンジのついたベッドスプレッドは、フリンジの部分をたたんでから洗濯ネットに入れましょう。

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まとめ

今回はベッドスプレッドの必要性や正しい使い方、種類、サイズの選び方を紹介しました。ベッドスプレッドは必需品ではないものの、あれば寝室がおしゃれになったり、部屋の印象が変わったり、ベッドの汚れを防げたりします。

もし、サイズやカラーなど自分好みのベッドスプレッドがない場合は、マルチカバーで代用することも可能です。寝室はリラックスするための空間。あなた好みのインテリアで、心地よく過ごせる寝室にしましょう。