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マットレスの詰め物にはどんな種類がある?役割と選び方を紹介

公開日:2023.04.20

更新日:2023.05.18

マットレス 600 views

マットレスの詰め物には、硬さや反発性を調整する役割があり、詰め物の種類や量によって寝心地が大きく変わります。詰め物の質は耐久性にも影響するので、マットレスを長く使い続けるためにも詰め物にも注目しておきましょう。

そこで今回は、マットレスの詰め物の種類や役割、選び方のポイントを紹介します。マットレスを買い替えたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。


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マットレスの詰め物はどの部分?

コイルマットレスの構造を大きく分けると、スプリング層とクッション層、キルト層の3層構造になっており、クッション層の中身を「詰め物」といいます。

スプリング層にはポケットコイルやボンネルコイルなどのスプリング(バネ)が使われており、詰め物はコイルの上に重ねるクッション材のようなものです。コイルが直接身体に当たると痛いので、詰め物を入れることで柔らかさと密着性を生み出しています。キルト層は一番外側の部分で、柔らかく通気性のいい生地が使用されることが多いです。

なお、両面仕様のコイルマットレスの場合は3層構造ではなく、スプリング層の下側にも同じクッション層、キルト層が使われている5層構造になっていることが一般的です。

マットレスの詰め物の種類

コイルマットレスの詰め物には、主に「ウレタン」「不織布」「中綿」の3種類が使われますが、高級マットレスの場合は、機能性に優れた珍しい素材が使われていることもあります。

ここでは、詰め物の種類ごとの特徴を見ていきましょう。

ウレタン

一般的なマットレスの詰め物には、ウレタンが使われていることが多いです。正式名称を「ポリウレタンフォーム」といい、ウレタン樹脂に発泡剤を加えて発泡させた素材です。

ウレタンには、高反発や高弾性、低反発といった種類があるため、使用するウレタンによって反発性を選べるのが特長です。

ウレタン

不織布

不織布とは、繊維を織らずに組み合わせた布状のシートのことです。ウレタン生地やコイルなどの仕切りとして使われます。なかには、抗菌効果のある不織布が使われているケースもあります。

中綿

マットレスの詰め物に使われる中綿は、表生地とともにキルティングで使われることが多いです。中綿の素材には、ボリュームを出すために使う通常の綿や、抗菌・防臭・防ダニ効果のある綿が使われることもあります。中綿を入れることで、コイルとの接触感が小さくなるため、寝心地の悪さや痛みを感じにくく、やわらかな寝心地になります。

マットレスの中綿

その他の詰め物

高級マットレスでは、以下のような効果を持つ特殊な詰め物が使われているケースがあります。

詰め物特徴
プロファイルスフレ低反発の優れた耐圧分散性と、高反発の優れた反発性をあわせ持つ特殊なウレタン素材
アルゲンブロック花粉やダニの死骸、ハウスダストなどを吸着除去する素材
ラテックスゴムの木から採取された樹液で作られた素材
ブレスフォート一般的な低反発素材より通気性がよく熱がこもりにくい素材
グラフェン低反発のよさを保ち、蒸れやすさを解消した素材

機能性に優れた詰め物を使用することは、快適な寝心地だけでなく、高級感や耐久性の高さにも影響します。費用をかけてでも快適な寝心地にこだわりたい方は、これらの詰め物を使った高級マットレスの購入を検討してみましょう。

高級マットレスの特徴や選び方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。


マットレスの詰め物の役割

マットレスの詰め物には、寝心地を左右する以下の役割があります。

  • 硬さを調整する
  • 体圧分散性を高める
  • 自然な寝姿勢を保つ
  • 反発性を調整する

どのような役割があるかを見ていきましょう。

硬さを調整する

マットレスの硬さは、詰め物の種類や量によって調整します。詰め物が薄すぎると身体が痛くなり、厚すぎると耐久性が低くなるので、程よい硬さのものを選ぶことが大切です。なかには、スプリングを変えずに詰め物だけを調整して、ハードタイプ・ソフトタイプを選べるマットレスや、硬さが異なる両面仕様のマットレスもあります。

体圧分散性を高める

コイルマットレスの体圧分散性はスプリング層で変わるのではなく、詰め物の量や種類によって変化するといわれています。体圧分散性とは、身体にかかる圧力を分散させることです。体圧分散性が不十分なマットレスで寝ると、肩こりや寝違えの原因になるため、マットレスを選ぶ際は詰め物にも注目しておきましょう。

自然な寝姿勢を保つ

詰め物には、身体との密着性を高める効果があるため、自然な寝姿勢を保つ効果があります。

コイルマットレスの詰め物は外側に柔らかい素材が使われていることが多く、沈み込むことで身体にフィットする仕組みになっています。ただし、身体が沈み込み過ぎると寝姿勢が崩れる原因になるため、スプリングの上に硬い詰め物が使われていることが一般的です。

自然な寝姿勢

反発性を調整する

マットレスの詰め物には、反発性を調整する役割があります。反発性は寝返りのしやすさに関係するため、詰め物の種類が寝心地に大きな影響を与えます。睡眠の質を向上させるためにも、詰め物の反発性にも注目しておきましょう。

ウレタン素材には、低反発ウレタンと高反発ウレタンなどのように反発性が異なる製品があるので、自身の身体に合わせた素材を選ぶことが大切です。

低反発ウレタンの特徴

低反発ウレタンは、押し返す力が弱いため、体重や体圧がかかると反発せずに沈み込み、押すとゆっくりと戻ってくることが特徴です。

低反発ウレタンを使用したマットレスは、余計な寝返りを減らす効果があります。適度な寝返りを打つことは大切ですが、寝返りが多過ぎると睡眠を妨げる原因になるため、睡眠の質が低下していると感じる人は、低反発ウレタンを使ったマットレスの購入を検討してみましょう。

高反発ウレタンの特徴

高反発ウレタンは、押したときに元の形に戻ろうとする力が強く、劣化しにくいことが特徴です。高反発ウレタンのマットレスは、寝返りが打ちやすく、身体の動きをサポートする効果があります。肩や腰などに負担が集中することを防げるので、肩こりや腰痛がある人におすすめです。

高反発ウレタンマットレス

低反発マットレスと高反発マットレスの特徴と選び方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

マットレスの詰め物はへたりやすい?

詰め物はコイルよりも劣化しやすく、10年程度で硬さや体圧分散性が変わるといわれています。劣化が進んだマットレスを使い続けると、身体のバランスが悪くなったり、睡眠の質が悪くなる原因になるので注意が必要です。

特に、ウレタン素材は通気性があまりよくないため蒸れやすく、湿気などにより経年劣化が進みやすい特徴があります。コイルの耐久性が高いマットレスでも、質の悪い詰め物を使っている場合はへたってしまうことがあるので、マットレスを選ぶ際は詰め物の種類や質まで確認することが大切です。

マットレスのへたりの原因や長く使い続けられるマットレスの選び方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。


マットレス選びで注目したい詰め物のポイント

寝心地がよく耐久性が高いマットレスを選ぶには、コイルの性能だけでなく、詰め物の質や量も確認しておきましょう。詰め物がマットレスの厚みの半分以上を占める場合は、寝心地が悪くなる可能性があるため、程よい厚さのものを選ぶのがポイントです。

ここでは、マットレス選びで注目したい詰め物のポイントを紹介します。

詰め物の厚さが程よいマットレスを選ぶ

マットレスの詰め物は厚すぎても薄すぎても寝心地が悪くなるため、程よい厚さのものを選ぶのが大切です。目安としては、詰め物だけで5〜8cm程度の厚みのあるものを選ぶとよいでしょう。

詰め物が薄いマットレスの場合

詰め物が薄いと、体圧分散や寝姿勢を保つ効果が十分でない可能性があります。そのため、肩や腰など身体の一部に負担が集中したり、コイルの硬さを感じることで身体が痛くなるかもしれません。自然な寝姿勢を保てないと、肩こりや腰痛の原因にもつながるので、詰め物が薄いマットレスを使うのは避けましょう。

詰め物が厚いマットレスの場合

詰め物が厚いマットレスは包まれている感覚を得られるため、寝心地がいいと感じる方もいるでしょう。しかし、詰め物が厚いマットレスは熱がこもりやすく、寝苦しさを感じやすいデメリットがあります。

また、詰め物はコイル部分と比べて耐久性が低いので、使っているうちに寝心地が悪くなる可能性があります。寝心地や耐久性を考えると、詰め物が厚いマットレスは避けた方がよいでしょう。

密度が高いものを選ぶ

ウレタンマットレスを選ぶ際は、密度も確認しておきましょう。ウレタンの密度は「D(Density=密度のD)」という単位で表され、数字が大きいほどウレタンの耐久性が上がります。

マットレスを購入する際は、30D以上を目安に選ぶのがおすすめです。

復元率が高いものを選ぶ

復元率とは、JIS(日本産業規格)の試験方法で測定するもので、マットレスを繰り返し圧縮させたあとに、厚みがどのくらいまで戻るのかを表す数値のことです。

復元率が高いほど耐久性は高くなるので、長く使い続けられるマットレスを選びたいときは、復元率90%以上を目安に選ぶのがおすすめです。芯材にウレタンフォームを使用したマットレスは復元率の表示義務があるので、​​マットレスを購入する際は復元率を確認するように意識しましょう。

まとめ

コイルマットレスの詰め物は、寝心地を左右する重要な要素です。そのため、マットレスを選ぶときはコイルだけでなく、詰め物の種類や質、厚みに注目することが大切です。

また、コイルの耐久性が高くても詰め物の質が悪ければ、マットレスがへたりやすく、寿命が短くなる可能性があります。今使っているマットレスにへたりを感じる場合は、耐久性や寝心地を重視したマットレスに買い替えることも検討してみましょう。

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寝具専門店おすすめのマットレス

NERUSIA高弾性ウレタンマットレス

NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。

業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。

キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。

雲のやすらぎプレミアムマットレス

「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。

まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。

寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。

エマ・マットレス

商品リンク

「エマ・マットレス」は「寝ている時に腰の痛みで目が覚める」「寝るまでに時間がかかる」「十分に寝ていても疲れを感じる」といった悩みをお持ちの方におすすめなマットレスで、体圧分散性の高さと、通気性の良さが特徴です。寝返りもしやすいので身体の一点に負荷がかかることも少なくなります。

「エマ・マットレス」には100日のお試し期間が設けられているので気軽に試すことが出来るのもポイントです。耐用年数が高く、10年保証も付いているので、安心して購入することができます。

NELLマットレス

「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。

商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

SOMRESTA マットレス PREMIUM

商品リンク

「SOMRESTAマットレスPREMIUM」は欧米有名ブランドにも劣らない高品質で、日本人に合った寝心地と豊富な機能を持ったプレミアム高反発マットレスです。

高い吸放湿性や消臭・抗菌防臭・防ダニ・低ホルムアルデヒドなどマットレスにあると安心の機能がたくさん詰め込まれています。キルティングカバーも外して洗うことが可能なので、衛生的に使用することができるのも嬉しいポイントです。また、日本のメーカーが企画から生産指示、輸入、直売まで一貫して行うため余計なコストが全てカットされており、 高品質でありながらお買い求め易いお値段になっています。

睡眠不足や不眠、腰痛、肩こり、寝つきが悪い、しっかり寝たはずなのに翌朝疲れている、などのお悩みがある方は是非一度試してみてはいかがでしょうか。

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