折りたたみマットレスのメリット・デメリットは？収納に便利なおすすめ商品もご紹介

折りたたみマットレスは、限られたスペースを有効活用できる便利なアイテムです。しかし、寝心地や耐久性が気になるという人も多いでしょう。

今回は、折りたたみマットレスの種類と特徴を紹介します。

折りたたみマットレスとは？

折りたたみマットレスは、コンパクトに折りたためるベッドマットレスです。「部屋が小さくて、マットレスを置いたら生活スペースがなくなってしまう」という場面にたいへん役立ちます。折りたたむことでソファと併用できるタイプや、キャンプに持ち運びできるタイプもあり、用途や生活スタイルに合わせて取り入れられます。

折りたたみマットレスの種類

折りたたみマットレスは、大きく以下の3種類に分けられます。

• セパレートタイプ
• ソファータイプ
• ロールタイプ

それぞれの違いを紹介します。

セパレートタイプ

セパレートタイプは、マットレスが複数のブロックに分かれている形状のものをいい、折り目があるため、厚みがあっても折りたたみやすいのが特徴です。セパレートタイプは折り目の数によって、さらに細かくタイプ分けできます。それぞれの違いを確認していきましょう。

2つ折りタイプ

2つ折りタイプは、真ん中に折り目があり、マットレスを半分に折ることができるタイプです。よく使われる3つ折りタイプの敷き布団より大きく、収納できる押し入れやクローゼットが少ないため、収納には不向きなタイプといえます。しかし、折りたたみベッドを使った場合は、ベッドにマットレスを設置したまま収納することができるので、使い方によっては大きなメリットが得られるでしょう。

また、折り目がちょうど腰の位置にくるため、マットレスの厚みによっては腰に負担がかかってしまう可能性があります。腰痛がある人は、腰に折り目のこない3つ折りタイプにするか、芯材の優れた高品質なマットレスを選びましょう。

3つ折りタイプ

3つ折りタイプは、一般的な敷き布団と同じ形状となっているため、押し入れやクローゼットに収納しやすい特長があります。換気の際に、N字にすることで自立させられるので、お手入れも簡単です。また、腰に折り目がこないため、腰痛がある人でも身体への負担を感じにくいでしょう。

4つ折りタイプ

4つ折りタイプは、2つ折りと同じくマットレスの真ん中に折り目があるため、折りたたみベッドと相性が良いことが特長です。ただし、折り目が腰の位置にくるため、腰痛がある人は芯材の優れた高品質なマットレスを選びましょう。

4つ折りタイプは、3つ折りタイプよりコンパクトに折りたためるので、キャンプや車中泊など、持ち運びを必要とする利用方法に大きなメリットがあります。

6つ折りタイプ

6つ折りタイプは、コンパクトに折りたためるため収納性が抜群です。押し入れがなく、マットレスを部屋の床に置いておきたい場面でもかさばりません。ただし、他のタイプよりも折り目が多い分、寝心地が劣る可能性があるため、日常用に使うより車内用や来客用などに適しているといえるでしょう。

ソファータイプ

折りたたむとソファーになるように設計されているマットレスもあります。寝るときはベッド、起きているときはソファーとして使えるので、より空間を有効的に使えます。

また、ひじ掛けが用意されているタイプもあり、お好みによって選べる楽しさがあります。しかし、ソファーとして使用するには柔らかく、腰に負担がかかりやすいため、長時間座る場合はベッドと別にソファを購入しましょう。

ロールタイプ

くるくるとロール状にして収納できるタイプのマットレスもあります。ブロックが分かれていないため、セパレートタイプのように折り目による不快感を気にする必要がありません。丸めた状態で固定して収納できるように、収納バンドがセットになっているタイプもあります。

折りたたみマットレスのメリット

ここからは、折りたたみマットレスのメリットを紹介します。
折りたたみマットレスにはこちらの5つのメリットがあります。

• コンパクトに収納できる
• 簡単に換気できる
• 芯材を入れ替えられると、へたり防止ができる
• キャンプなどの車中泊にも使える
• 2段ベッド・ロフトベッドで使いやすい

メリット1：コンパクトに収納できる

折りたたみマットレスの魅力は、コンパクトに収納できることです。スペースに余裕がない部屋や、布団を毎日片付けたい人におすすめです。

また、寝心地の良さを追求したい人や、毎日折りたたむ必要のない人は、あえて折りたたみマットレスにする必要はありませんが、品質にこだわれば収納性と寝心地に満足できる折りたたみマットレスに出会えるでしょう。

メリット2：簡単に換気できる

折りたたみマットレスは、簡単に自立させられるため換気しやすいのがメリットです。特に汗をかきやすい夏場や、湿気の多い梅雨などは、押し入れに収納せずに換気をすることが大切です。カビが生えないように、定期的に内部の湿気を取り除くお手入れをしましょう。

メリット3：芯材を入れ替えられると、へたり防止ができる

マットレスカバーを取り外せる折りたたみマットレスは、芯材を入れ替えられるためへたり防止が可能です。折りたたみマットレスは大まかに頭と腰、足のブロックが分かれており、1番体重がかかりやすい腰の部分がへたってきたら、ほかの部分と入れ替えることで長持ちさせられます。両面使用できるタイプであれば、裏面もローテーションできるのでおすすめです。

メリット4：キャンプなどの車中泊にも使える

折りたたみマットレスを使うと、キャンプや長距離移動をした際であっても車中泊が快適になります。突然の出張や長距離移動で車中泊する人は、かさばらない6つ折りタイプやロールタイプのマットレスがあると便利です。低頻度であれば耐久性を気にする必要がないため、安価なものでも十分活躍するでしょう。

メリット5：2段ベッド・ロフトベッドで使いやすい

折りたたみマットレスは持ち運びを意識して作られているため、薄く軽量なタイプが多い傾向にあります。そのため、2段ベッドやロフトベッドへの上げ下げも楽に行えます。

また、厚手のマットレスは上げ下げに苦労するだけでなく、ベッドの転落防止用のサイドフレームを身体が超えてしまう可能性があるので、寝心地が悪くならない程度に薄手のものを選びましょう。

折りたたみマットレスのデメリット

折りたたみマットレスには３つのデメリットがあります。

• つなぎ目に違和感が出る可能性がある
• 厚みが薄いと底つき感が出やすい
• 素材によってはカビが生えやすい

デメリット1：つなぎ目に違和感が出る可能性がある

折りたたみマットレス最大のデメリットは、つなぎ目に違和感が出やすいことです。寝心地が悪いと睡眠の質が下がり、腰痛がある人は身体に悪い影響があります。広げたときに隙間が出来てしまうものや、折り目に凹凸があるマットレスには注意しましょう。なかには折り目の違和感を感じにくいマットレスもあるので、自分に合ったものを選びましょう。

デメリット2：厚みが薄いと底つき感が出やすい

折りたたみマットレスは折り目部分の弾力性が弱くなりやすいため、底つき感が出てしまう可能性があります。「底つき感」とは、マットレスの厚みや弾力が足りずに身体が床と接触し、圧迫される感覚です。底つき感を回避するには、8〜10cm程度の最低限の厚みや、芯材の品質を確保しましょう。

デメリット3：素材によってはカビが生えやすい

多くの折りたたみマットレスに使用されているウレタン素材は、通気性が良くないものがあり、敷きっぱなしにしてしまうとカビが生えてしまう可能性があります。

カビを生やさないためには、起床後にマットレスを立てる、部屋の換気するなどのお手入れが大切です。また、カバーが取り外し可能で洗濯できるマットレスだと、より清潔に保てるでしょう。

折りたたみマットレスはこんな人におすすめ！

折りたたみマットレスは、次のような人におすすめです。

• 日中部屋を広く使いたい
• 家族で並んで寝たい
• 好きな場所に持ち運んで使いたい

収納する際にかさばらない折りたたみマットレスは、部屋にスペースがない人や家族が多い人におすすめです。ワンルームのように日常生活と就寝を同じ部屋で送る人はソファタイプ、家族と並んで就寝する人は固定ベルトで連結できるマットレスを選ぶと満足できるでしょう。

また、折りたたみマットレスは好きな場所に持ち運ぶこともできます。車中泊やキャンプの機会が多い人は、折りたたみマットレスを車内に常備しておくのもおすすめです。来客用として使うなら、押し入れに収納しておけば、サッと取り出して好きなときだけ使えます。

折りたたみマットレスの選び方

ここからは、折りたたみマットレスの選び方をご紹介します。

素材は高反発がおすすめ

折りたたみマットレスは、折り目部分がへたりやすいため、高反発のウレタンやファイバーなどのしっかりした素材がおすすめです。

低反発素材は柔らかすぎるため、10cm以上厚みがあっても底つき感が出やすく、自立させて換気することも難しくなります。また、スプリングコイル（ポケットコイル・ボンネルコイル）の素材は重いため、手軽に移動するには不向きです。軽量でコンパクトさが折りたたみマットレスのメリットなので、マットレスを選ぶ際には高反発素材を選びましょう。

マットレスの素材を解説している記事も合わせてご覧ください。

おすすめマットレスを知りたい人必見！マットレスの選び方とメーカー別の特徴紹介

高反発ウレタン

高反発ウレタンはクッション性が高く、沈み込みが少ないことが特長です。柔らかすぎず硬すぎない適度な反発力で沈み込みを防げるので、腰痛がある人や、寝疲れしてしまう人におすすめです。

高反発ファイバー

高反発ファイバーは通気性が良い素材で、マットレスカバーを外せば、芯材をシャワーで丸洗いできます。寝汗が多い人や、子どものおねしょが心配な人におすすめです。高反発ファイバーは、ウレタン素材よりも少し硬くなっているので、不安がある人は購入前に寝心地を確かめてみましょう。

厚さが8〜10cmあるものを選ぶ

厚さ8〜10cm程度のマットレスを選ぶと、寝心地が良いとされています。それより薄いものでは、底つき感から快適な睡眠ができないことや、長持ちしないなどのリスクが考えられます。しかし、厚すぎるマットレスは重く、お手入れが大変になってしまうので、8〜10cm程度がベストといえるでしょう。

サイズや重さで選ぶ

折りたたみマットレスは、セミシングルからクイーンのサイズまで展開しているメーカーが多い傾向にあります。マットレスを選ぶ際は、収納場所や設置場所のスペースを考慮しながら、自分に合ったサイズを選びましょう。

複数人で寝るなら、セミダブルやダブルを連結させる方法もあるので、サイズだけでなく、移動できる重さかどうかも考慮して選ぶと良いでしょう。

サイズ	横幅	推奨人数
セミシングル	80〜90cm	子どもまたは小柄な大人1名
シングル	97cm	大人1名
セミダブル	120cm	大人1名
ダブル	140cm	大人2名
クイーン	160cm	大人2名
キング	180cm	大人2名＋子ども1名

※推奨人数は目安としてお使いください。サイズは商品によって異なります。

おすすめの折りたたみマットレス6選！

折りたたみマットレスには様々な商品があるため、選ぶときに迷ってしまいますよね。ここでは当店おすすめの折りたたみマットレス5選を紹介します。

おすすめの1枚ものマットレス5選！

「とにかく寝心地を最優先したい！」という人におすすめなのは、1枚ものマットレスです。ここでは、当店おすすめの1枚ものマットレス5選を紹介します。

まとめ

折りたたみマットレスは、コンパクトに収納でき、お手入れしやすい便利なアイテムです。日常的に使うなら厚み8〜10cm程度の「3つ折りセパレートタイプ」を選ぶと、快適な睡眠を取れるでしょう。また、車中泊用や来客用など、使用する用途や頻度に合わせて選ぶことも大切です。

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